一昨日は自民党の総裁選があり高市早苗氏が当選。順当にいけば総理に就任するのかな。ただ個人的には半々かなと思っている。例えば国民民主党と連立するなら総理は玉木さんにするのではないか。さらに言えば立憲との大連立の後野田総理再誕生ということもあるのではないかとか。妄想。
もし高市さんが総理になるのなら日本の頭としては卑弥呼、北条政子に次ぐ3人目の女性となるのだろうか。表向きは女性男性の区別はない時代とはいえ、そのことはシンプルに面白いのではないかと思う。トップが女性というだけで少しだけ柔らかな気持ちになるというのは呑気が過ぎるのだろうけれど。
また彼女による右傾化が言われるけれど、ある方面が想像するほどそうはならないだろう。そんなに単純なことではないと思う。そもそも右だ左だ言っている時ではないのよ。政策も防衛も核融合等未来のエネルギーも必要なものは必要だしそれをどう現代から将来にかけての世界の形に当てはめていくのかということ。世界というか宇宙だな。地球の自然のこと、さらに宇宙のことに思いを広げられない政治家は駄目だと思う。
自然といっても、緑の回復とか温暖化がどうとかいう近視眼的なことではない。何なら人間自体が自然の一部なのだから。人間がやりたいように発達し木を倒し山を崩し海を埋め立ててコンクリートを被せるのも地球の自然なのだし、ちょっとやりすぎたなと数歩引き返すならそれも自然なのだ。
その末に地球が破滅したとしてもそれも「自然」なことだし、いやその前に地球は寿命が来て住めなくなるのかもしれない。その時人類としてはそれを受け入れるのか、宇宙の中に新天地を探すのか。そんな事態になっても新天地の土地がどうとか自国を優先させたいとか相変わらずの駆け引きや争いをするのだろうな。「進化」によって新しい人類が大多数になっていない限りは。
余談すぎるけれど、高市さんは同級生らしく、だとすると古井戸の「さなえちゃん」はもちろん聞いているのだろう。ははは。
昨日のこと、トイレの前の壁に珍しい蜘蛛がいた。屋内で見るタイプではないから洗濯物かなにかに停まっていたのを連れ込んじゃったのだろう。
足が黒くて細長い。黄色のまだらがある。多分ジョロウグモの一種なのだと思うけれども胴は細く、まるでアメンボを黒く逞しくしたような感じ。
田舎育ちのくせにハ虫類系や蜘蛛・ムカデ系が苦手で、毒がないとか普通に接すれば攻撃してこないと判っているものでも触ることができない。この子たちの中にはむしろ益虫といえるものも少なくないのに。
よく見ると大変美しい連中ではあるのだけれども、多分形(アイコン)としてダメなのだろう。近所の子供がそういうものに馴染んでいる時期にコンクリートの病院の中にいて、出てきてもあまり外に出られなかったことが遠因ではないかと思ったりもする。
昨日の珍客もじっくり観察すると非常に美しかった。しっとりとしたつや消しの深い黒と鮮やかな黄色。無駄のないフォルム。手のひらに乗せてもっとじっくり見られたらいいのにと思う反面、やっぱりダメという気持ちがぶつかって二人の間に厚い壁を作るとともに彼の存在が圧倒的になってきた。
一方で少し弱っている様子から早く外に出してあげないととの焦りもあり、しばらくにらめっこ。もし触ることができたとしても暴れて足が取れてもかわいそう。結局そーっと袋をかぶせ、中に降りたのを確認してから窓の外に出すとゆっくりと歩いて去って行った。
ここに来てから、23区内でもこんなところがあるんだなと驚くことが多い。車道から脇道に入った奥にぽっかり出来た異空間のような場所で1日中鳥の声と風が木の葉を揺らす音がし、人的な音はあまり無い。入居した頃は共有部分の窓の向こう側にヤモリがぺったり佇んでいるのを見たし、でもそんな感じだから蚊が多いのには困った。何だか不思議な暮らしが続いて行く。