Raysに負けた。
おめでとうRays。
喜びの様子を見ていると、素直にそう思えてくる。夢が達成される瞬間っていいもんだ。あの去年までの弱かった姿を思うと何だか涙が出てくるよ。
この勢いで、いっそチャンピオンになってくれ。あ、でも相手は田口のフィラデルフィアか。まあいいや、いずれにしてもワールドシリーズは只々野球を楽しもう。
リーグ優勝シリーズへ4チームの進出が決まった。ボストンももちろん入っている。ただ勝ち方は紙一重という感じだった。今年のエンゼルスは最強と言われるほど強く、かたやうちは何とか総合力で勝って来たというところ。リーグ戦での対戦では歯が立たないと言っていいほどやられっぱなしだった。でもまあやるときゃやります、勝ち抜きました。
ALCSはタンパベイ・レイズと。これもどちらが勝ち残ってもおかしくない面白い試合が見られるんじゃないかな。エース、ベケットとペドロイアの復調が鍵。
ナショナル・リーグはドジャースとフィリーズが勝ち残り対戦。どちらも好きなチームなのでこれも楽しみ。ずっと「今年はドジャース」と言って来た手前応援したい気持ちもあるけれども、田口がいる事と本拠地のシチズンズ・パークが大好きでそこでのワールドシリーズが見たいと言う事もあって微妙。
ボストンが勝ち抜けを決めた試合は忙しくてほとんど見られなかった。でも最終回の攻防は手を休めて見ちゃったね。エンゼルスが逆転しようと仕掛けたスクイズを空振りさせ、バリテックが追い込んでタッチアウトかと思ったら落球!でも判定はアウト。スローで見るとバリテックがタッチ後それをアピールして少しだけグラブを上げかけている、つまりプレー終了後の落球と審判は見た訳だ。当然相手のソーシア監督は抗議するし、もうハラハラ。ただ終わってみればこのプレーが大きかった。
そういう訳でお楽しみはまだまだ続く。
いよいよ今年もディビジョン・シリーズ(リーグ優勝を目指すプレイオフ)が始まった。
我らがボストンもなんとか無事に名前を連ねられたのは良し。今年は他にも見所が多い。
先ずはなんと言ってもアリーグ東地区のボストン=ニューヨークの強力な2枚看板を崩し(それも優勝で!)進出したタンパベイ・レイズ。「強力な何か」はないのだが、岩村も含めてよくまとまっていた。こういうチームが怖いのは日本の高校野球でも同じ。対戦相手は、全く同率で1戦のみの決定戦にもつれ込みそれを制したシカゴ・ホワイトソックス。ここはレイズ優勢ではないか。
シカゴはナリーグのカブスも出ているので下手したら(いや、シカゴのファンに取っては最良だけれども)シカゴの両チームによるワールドシリーズの可能性もある。カブスの強さはもう圧倒的なものだったけれども後半はやや失速気味でもあった。対するは逆に後半ラミレス(モンスター)を加えて勝ち続け遂には予想通り進出して来たロサンジェルス・ドジャース。ナリーグのもう一つの組み合わせには大好きな田口選手がいるフィラデルフィア・フィリーズが勝ち上がって来ている。田口もベンチ入りメンバーに名前を連ねたようだ。そりゃあ監督にしてみれば置いておきたい選手だろう。
しかし今年のナリーグはドジャースじゃないかな。ちょっと個人的な希望も入っているけれども。
さて、ボストンは今年やられっぱなしだったロサンジェルス・エンジェルスと。(あ、ロス同士のシリーズも可能性ありか。まあ片方はアナハイムだけれども)一番嫌な相手との組み合わせになっちゃった。今年の我がチームは何とも微妙な状態ではあった。怪我人続出の前半、ラミレス問題、ラミレスがいなくなった後なんとなく軸がぶれた状態で回っていたコマ。それでも周りを蹴散らして回り続けちゃうんだから、強いのは強いんだろうし監督の手腕はもう誰の目にも明らか。なのだけれども、正直今年は絶対的な自信が湧いてこない。それでもきっと彼らはできる限りのことを粘り強くやってくれる筈だ。要はそれを見たい訳だ。ドジャースとのワールドシリーズになったらそりゃあ嬉しすぎる。
ともあれ、楽しみな10月の始まり始まり。