最近ニュースが少ないけれども、ひどい状況は変わりなく続いているのだろう。中国との対話はどうなっているんだろう。五輪までははぐらかされて、その後無視とさらなる抑圧なんてことにならなければいいけれども。
【北京=共同】中国外務省の劉建超報道局長は26日の定例記者会見で、25日から外国人旅行客の受け入れが再開されたチベット自治区について「(チベット暴動)以前の規定通り中国駐在の外国メディアの記者は取材申請できる」と述べ、外国人記者の受け入れも再開したことを明らかにした。
19日から行われる予定だった中国チベット自治区での北京五輪の聖火リレーが延期されることになった。16日付の中国各紙が北京五輪組織委員会の話として報じた。日程は「未定」としている。中国当局がチベット問題の再発などを恐れていることが背景にあるとみられる。聖火リレーは当初、15日に重慶市から四川省に入り、19日にはチベット自治区、22日に青海省、25日から新疆ウイグル自治区を回る予定だった。しかし四川大地震の影響で四川省での日程はリレー直前に変更。今回はチベット自治区、青海省を後回しにして、17日から新疆ウイグル自治区で行うことになった。異例の日程変更について香港紙明報は、治安面で重大な問題があったと指摘。青海省とチベット自治区を結ぶチベット鉄道(青蔵鉄道)や新疆ウイグル自治区カシュガル市での爆破計画を当局が事前察知したとしている。
中国のメンツのためだけに続いている聖火リレー。
最近のメディアが五輪待望論調一色になりつつあるのも気になる。別にオリンピックやるならやってもいいし、やるならそれなりに競技中継も見るだろうけれども、それで問題点を隠してしまっているのはおかしい。
要はメディアとかマスコミとか以前にスポンサー様のご都合ってわけね。
北京オリンピックの聖火リレーは11日、初めて中国・雲南省のチベット民族の街に入った。今まで以上に厳重な警備の中、リレーは、日本時間11日午前10時半ごろにスタートした。
チベット暴動から3カ月、聖火リレーが初めてチベット民族の街にやって来た。
聖火リレーは、華やかな民族演舞に包まれながらスタートした。
雲南省シャングリラは、中国チベット自治区と隣り合わせの標高およそ3,300メートルの街で、住民のほとんどがチベット民族となっている。
長野での騒動、コキントウ来日、地震もあった。
何も変わっていないように見えても大きなうねりは続いているのだと思う。
昨日からちょっと暑いくらいなので窓を開けていたら蠅が一匹迷い込んでいる。
ずっと開いているのだから出たければ出ればいいのにそうしないところを見ると餌にありつけると思っているのか。
でも蠅に限らず昆虫が家に入り込んだ場合(実家ではよくあった)、それがたまたま本当に間違えて入っちゃったのだとしてもすんなりとは出て行けないらしい。それは視覚の有り様が我々とは全く違うことやその習性によるのだろう。
そういえば昨日昼間コンビニへ行ったら鳩が歩いて入店し、結構奥までスタスタと入り込んだ後くるりときびすを返して何事も無かったかのようにまたスタスタと店を出て行く様子を目撃。
カラスは猫よりも頭がいいとか聞いたことがあるけれども、鳩もなかなかのもの。
> チベット関連
英国を訪れているダライ・ラマ14世は22日のチャールズ皇太子につづいて、23日はブラウン首相と会談。争乱後外国の首脳との会談は初めて。
ダライ・ラマ14世はドイツへ、カルマパ17世はアメリカへ。
いよいよスクランブル体制ということなのか。特にカルマパ17世は初の外国訪問となり、亡命政府は歴史的なものだと位置づけている。
各国の思惑が見え隠れしていたり、とんでもない自然災害が起こったり(政治の「筋書き」の中で、人的なものも含めてこういう突発的な出来事はどういう扱いになるのだろう。
コントロールという部分からすれば当然折り込み済み?)しているけれども、チベットには人的被害(災害)が何十年も続いているということを忘れるわけにはいかない。
週末のニュースふたつ。
ダライ・ラマ14世と、チベット仏教ナンバー3というまだお若いカルマパ17世がそれぞれドイツと日本のマスコミのインタビューに答えている。
タイミングとしてはチベット特使と中国政府代表との非公式対話を持ち帰り分析した結果を受けてのものだと思うけれども、今まであまり表立った発言をする事を控えてきたという次世代のリーダーが会見した意味は何かと考えると興味深い。
私が感じたのは焦りと警告。チベット側には時間がなく、中国側も危ういものを抱えている。それに利権や資源にといった様々なモノタチが世界中から絡みついている。さて、最終的に何者がコントロール(できるうちに)するのだろう。