兵糧の攻防
兵糧米が尽き、財布が空になったので食事をどうしたものかと思ったものだ。
ごそごそ探すと正月に実家からもらってきた切り餅が数個と数年前に期限が切れた粉末コンソメが見つかった。
行ける。
ひと玉あった玉ねぎを横に半分に切り、コップ二杯の水で煮る。頃合いをみてコンソメ2さじ。餅はオーブントースターで焼いておく。さらに煮たスープに餅を入れしはらく弱火。餅が微妙に溶け始めたら出来上がり。
和か洋かなんだか分からないものになったけれど、味は悪くなかった。いや、美味かった。
※写真チラ見えは夕べスーパーで半額処分になっていたメンチカツ。
たのむよAdobe
AdobeCCのクラウドがまた同期不良。この忙しいのに困った。
CCにはどうしても割高感を感じてしまうのだけれど、クラウドその他細々としたサービスをかき集めてやっとまあいいかと気持ちを納得させている。その大きな部分を占めるのがクラウドなのでこれが覚束なくなるととても損をしているような気持ちになる。
それは所謂銭かねのことではなく、約束されたサービスがしっかり機能してくれないと気持ちが悪いという部分のはなし。
サポートサイトに書いてあることをやったり、Webで調べてみてもこちら側ではなんともし難いというのは本当に困る。工夫で何とかなるのならしょうがねえなあと気持ちも収まるのだが。
死んでわびる覚悟
子どものころ、いっぱしの推理のようなつもりで「誰それが犯人じゃない?」などと言うと、祖母が「人を疑ったり、罪をかぶせたりするときには、ちがっていたら死んでわびるくらいの覚悟がいるんだ!」と叱った。そのころに叱られておいてよかったと思う。
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) August 23, 2014
「人を疑ったり、罪をかぶせたりするときには、ちがっていたら死んでわびるくらいの覚悟がいるんだ!」
これって善人気取りで(ちょっと調べれば分かる明らかな)デマや、似非科学を鵜呑みにしてふれ回っちゃうようなタイプの人たちにもぜひ持っていて欲しい心得だと思う。
ロボット
何かに刺されたのか、足の脛を掻きながら甲から足指にかけて眺めていたら、ふと鳥の手羽先を思い出した。カラリと照り焼きにして小骨を分けながら食べていく。あー、腹減った。
足の甲にも小さな骨が組み合わさっているっぽい。これ、どうやってできたのだろう。幾つもの部品を正確に繋げて、しかも子供から大人へ日々成長した場合のバランスまで全て仕様書や設計図に書かれていたことなのかな。書いた奴すげーな。
神秘ってこういうことなのだと思う。ごく身近にあるもの。
ロボットの必要性が高まるにつれ、話題としても硬軟よく聞くようになってきた。「自分で考える」という部分は大きな課題として立ちふさがっている。巨大な智の集積としてのデータベースセンターと通信することでその一歩は進もうとしているようだ。それは数億の情報から今必要な一つを選び出すようなことだろう。
「成長」という図面を最初に引ければ、それは逆になり、動物に近くなる。ゼロから自分で配置し、自分で積み上げていく。そういうロボットが生まれてきても良いのではないか。
素カリー
まあ有り体に言ってお金が無いのだ。
今夜も手近にあるあれこれで夕飯を作った訳だが、いよいよ冷蔵庫の中の食材も尽きて来た。米はまだ少しはある。あと4日頑張れば救援隊(入金)もやって来る。
おかずをどうしようと考えた時、ふと以前ネットで見かけた素カリーをやってみようと思いついた。素カリーというのはその名の通り具無しのカレーだ。メーカーものではなくプライベートブランド、例えばトップバリュのカレー粉などはちゃんとした(していそうな)ものがたいへんお安く手に入る。100均にもカレー粉はあるがやや割高に感じる。
冷蔵庫を見るとジャガイモと玉ねぎが少々あった。冷凍庫にはいつ凍らせたかとっくに忘れてしまった肉がほんのひと塊。つい欲が出て放り込んでしまった。野菜は問題ない。肉は若干微妙な味が出た。初志貫徹、素直に素カリーにしておけば良かったと後悔。
一度カレーを作れば何食かは続くのが必定。一食目は二切れ食べて残りの肉は避けた。食後1時間経ったが身体に特に問題はないようだ。二食目からはもう少し食べても良いか。
ジョン・スカリーっていたな。
君の名は
十数年一緒にいて、ある年からは毎年花を咲かせる。小さな花なので昔は気付かなかっただけなのかもしれないが。
この草花の名前を知らなかった。元々仕事場をシェアしていたうちの一人の連れだったのだけれど、何時しか人間はフェイドアウトしてしまってこの花を含め幾つかの荷物だけ部屋に残った。
あちこちの植物を救助するのが役目(といっても小物専門)なので当然僕が引き取って世話をさせてもらっていたら例によって幾鉢にも増えて今に至る。
灯台下暗し。もっと早く聞けば良かった。花を活ける友だちがいる。何気に聞いてみたらすぐに君の名が分かった。「オリヅルラン」いい名前。さらに丈夫で放っておいても割合良く育つ植物だとも教えてもらった。世話がどうとかはあまり関係なかったのかも。
ちなみにばあちゃんの名前はツルさんだった。何かの縁?