夏休み
言っておかないととりとめが無くなるので一応お盆休みは何時から何時までと公言したものの、やはりやることはそこそこあって、でもまあ普通の日に比べれば大分楽そうだ、と。ただ何の予定もないし、友達にも連絡がつかないとゆーことでDVDでも観ようとレンタル割安日に3本借りてきた。
(いちおうの)休み中には結局1本しか観られず、返却日の今日閉店時間ギリギリまでかけてなんとかもう2本観て返してきた所。
感想等を書いてみたりするのがスジなのかもしれないけれども、何かを鑑賞した直後ってぼーっとしちゃってそんなことはしたくなくなる。誰かと観たりすれば適当に喋りながら飲み食いするという流れもあるのだろうけれども。
んでメモ代わりにタイトルと、まあついでに借りてみた動機なぞを。
1.パッション
夏休みと言えば子供の頃の宿題で昆虫採集方面は得意だった。子供ながら結構きちんとしたものだったと思う。その流れで中学では「ケンミジンコの走性」ってレポートを出すなど割合順調?な成長ぶり。昆虫採集は毒を盛った虫を消毒して虫ピン(よく考えるとすごい名前だな)で押していくわけだけれども、人間をピン(釘)でとめるっていうのはどういうことなんだろうと。それも刑罰という前提だから殺さずに、手のひらや足の甲に釘を打ち付けられるってのは……、くだらないけれども、そんなことが動機のひとつで、パッションを借りた。
自分が一生を終えるまでに手足など五体を完全なまま維持できるのだろうかっていうことを時々考える。何かの暴力や拷問に遭うかもしれないし、病気や事故に遭うかもしれない。実際僕はすでに体の機能の一部を失っている訳だし。
2.運動靴と赤い金魚
3本の中では基本的に一番自分好み路線の映画。実は借りるのは3回目。前の2回は折角借りたのに忙しくて観ることが出来ず未開封のまま返していた(もったいない。美味しいものは後にという性格が原因か、また逆に言えば何が何でも早くみたい!と思わせるようなモノは本来好みではないのかも)。それで今度こそとトライしたわけだけれども、やっぱり危なかった。ふぅ。アマゾンでお安いな。買っておこうかな。また観たい。
3.ヴェロニカ・ゲリン
レンタル屋にて上記二本を手に取ったものの、いつもよりも余裕があるのだからもう一本ぐらい行っとくかと探した。ミニシアターコーナーっていう棚があって、気になったいた訳だけれども、その中の残っていたものの中でパッケージの説明書きなどを読んだりして面白そうなものを借りた。ダブリンが舞台ということにも引かれたのだと思う。アイルランドへはいつか行ってみたいんだよなあ。ただ、映画はそういう暢気な気分とは正反対のものだったけれども。
on war
敗戦から60年たったということでニュース特集や特番をテレビでも流している。60年前を「たったの」と思うか遠い昔と思うかは個人差。45年生きてきた者としては、生まれる15年前がその年なのだから「たった」と思う。今も戦争は続いているし、人は争うことを止めないのだろうなという諦めのようなものもある。ただ、何とか智慧を出し合って行けないものかと思いを巡らせることは無駄ではない。表参道で行ったという、今日は何の日?というアンケートに答えられた人が4割いなかったというのも個人差。知っているか知らないかというだけ。何の感想もない。消し去ることの出来ない歴史があり、それは間違いなく伝え続けられる。それを知る人が知ればいい。
日本の政治は選挙に向かっている。小泉さんは(自分の出生地のという意味での)地元から出ていることで、若干贔屓目になりがちなのだけれども、ここしばらくの間では好きな政治家だ。何よりとても分かりやすい。目的地点へ向かうために優先順位があるわけだけれども、その上位から手をつけているように思う。ただ、そのせいで勘違い的なことも表面化してきたりもしたけれど。今回の解散にしても1位郵政民営化それが駄目でも2位自民党再構築、どちらに転んでもいいような進め方は感心したし嫌いじゃなかった。
選挙について言えば、本当は民主党のこれからに期待しているのだけれども、今回は「郵政」を片付けてほしいという思いもあり複雑。純粋に候補者を見て決めようと思う。先にも書いたけれども、関心のない人は別にそれでいいのではないかと思う。一生テキトーに生きる人が6割を超える国というのも面白いじゃないか。その人や家族に「未来」があるのかどうかは別にしても。朝日に載っていた首相談話を自分メモとして残しておこう。
それから先のことは…
とりあえず何か「ご祝儀」に一曲と思っていろいろ検索したり試聴したり(本当にいつも行っているCD屋さんにいるのと同じような感覚になれるのも素晴らしいね)してみたのだけれども、結局はじめに買った曲は単曲ではなく、アルバムでした。中学生の頃買って、LPのアルバムとしては持っているもの。実家のレコード棚に今は眠っているアルバムの一つ。一時期CD化されていたらしいのだけれども、今は出回っていない。そんなアルバムを思いがけず見つけてしまった。加藤和彦の「それから先のことは…」。
中学生にしてはちょっとませたアルバムだったのかもしれない。ラジオで収録曲の「シンガプーラ」を聴いて、その曲の向こうに見える風景にある大気や水分が一気に体に満ちるのを感じた。するとすぐにアルバムも欲しくなっちゃったんだと思う。北山修さんやフォークル繋がりということもあったのかもしれない。または耳のどこかに残っていた「タイムマシンにおねがい」とか…、そういういろいろな欠片が偶然組み合わさったということもあった。
オーディオなんてものに少し首を突っ込み始めた頃でもあり、親の臑をかじったりバイトしたりして買ったステレオで聴いたそのアルバムは少なからずショックだった。ジャケットからしてその加藤和彦さんのいでたちに目を見張った。今見てもカッコいいよね。聞こえてきた音楽もそう。聴いたことのない詩に、一度で気に入ってしまう曲がどれも付いていた。東インド会社とか、タヒチとかそのコトバと響き。そのずっと後にゴーギャンが好きになったことと無関係ではなかったとさえ思う。そこで種は撒かれていたのかもしれないなんて。「フランスベッドにあの子とGEキッチンあれば 後はどうにかなって行くでしょう(キッチン&ベッド)」なんてのは、まんま今の自分のベースじゃん。個人的に知っている人は笑うだろうな。そうやって「女の子」とのこととか「おしゃれ」っていうものとかを少し先の憧れとして溜め込んでいたのだろう。
二十年くらい前に家を出た後は割合身軽な引っ越しを繰り返し、時々は次にこのアルバムを聴けるのは何時だろうと思い出していた。LPからデータに起こすサービス等もあると知り、頼んでみようかとも思ったりした。でも忙しさに流されてしまい今まで…。こんな形で最高の再会ができるなんて思ってもいなかった。
Love iTunes. Love Apple!
8/4の顛末
お祭りだからさ、笑っちゃうんだけれども、8/4の10時に自分の事務所の近くでジョブスが重大な事を話し始めると知ったらいても立ってもいられなくて自転車を飛ばしたのですよ。東京国際フォーラムに9:45。招待状を掲げて会場入りする人たちの列があり、そりゃあまあホールAなんていう5000人は入るという容れ物を押さえたのだから招待客も半端じゃないでしょう。それだけの人数がいればドタキャンもありなんと、しばしうろうろしてみるもその気配なし。諦めて近くのアップルストア銀座へ。リアルタイムでお祭りに参加できるかなと思って行ってみたら、今日に限って11:00開店との貼り紙。なるほど、iTMSも11:00開店かとここで悟る。状況がそうなった以上、長居は無用。事務所に戻ってMacの前に陣取るが吉。かくしてリロードを繰り返す事数十分。無事開店のその刻は来たのでした。万歳。
最初の数時間は不安定で心配になり、次には品揃えで心配になった。でもそれは多分問題ない。とにかく待ち続けた2年以上は0点。ともあれ始まった今は30点でも、これからいくらでも積み上げられる。0のままだったらいつまでたっても0なんだから。
そんな風にバタバタしていたものだから仕事にも若干影響が出るし困ったものだ。そんな合間を縫って最初に買った曲は何かというのは次のエントリに譲るとして、30点と言ったのは現状の自分としてはという事。現在の自分のライブラリからミュージックストアに飛ぶ事が出来る。例えばiTunesの自分のライブラリのBob Dylanの“A”という曲があるとしたらその列の項目のそれぞれに矢印が付いているので、それをクリックするだけでiTMSの中の関連する「棚」の前に即座に連れて行ってくれるという仕組みだ。そうやってみるとぼくのライブラリが素頓狂なのか、自分のライブラリから飛べるアーティストは2、3割しかいなかった。そういうわけでこれからに期待、なのだけれども実はぼくにとってはすでに100点と言ってもよくなっちゃった。(つづく)
forever young
開店の噂
あちらこちらのサイトがざわざわし始めている。8月4日にはフォーラムでスペシャルイベントが開かれるそうだ(プレス限定)。お宝さんのところによればSteve Jobsが2年ぶりに日本の公の場に登場する可能性も高そうだ。
長かったなあ。Appleに待たされる事は慣れてしまっているけれども、ようやくiTMSが始まる事は間違いないのだろう。後はその内容がどうなるのか。ここが重要。心して待て。はぁはぁ。
加えてiTMS以外の発表もありそうとのこと。うーん、近所だしなあ、行っちゃおうかな、フォーラム。当然中には入れないけれども、PowerBookもって行けば情報はリアルタイムに入るだろうし。