マルタ島攻防戦

本日の一本@懐かしの映画。
『マルタ島攻防戦』。
これは観たことないなー、と借りといた一本。
1953年のイギリス映画。
久し振りにモノクロな映画観た。
劇中で使われてる実際の戦争記録映像がモノクロなので、それに合わせてモノクロで撮ったらしい。
──第二次世界大戦中の、マルタ島の戦いをベースに、イギリス空軍中尉と、指令本部に勤めるマルタの女性との悲恋描いた話。
ワタクシ的感想は、映画が古き良き時代を謳歌していた頃の戦争映画ですな、って感じかな、と。
あ、でもね、この映画観てると、地味に(笑)、戦争に於ける補給線確保の重要性、ってのが感じられると思うよ。
1942年(作中に登場する新聞記事その他から鑑みるに、多分、第二次エル・アラメイン会戦の一寸前辺り)、北はムッソリーリのイタリア本土、南はナチス・ドイツのロンメル@砂漠の狐なあのおじ様が暴れまくってた北アフリカ戦線に挟まれてた、なのにイギリス領(当時)で連合軍の重要拠点になっちゃってた、地中海の小島なマルタが舞台なので、必然的にそういう話になるって説もあるけれど。
「補給線大事。むっちゃ大事」と、しみじみ出来るんじゃないかなー、と(……こういう感想を持つのは、私だけではないと思いたい)。
燃料や食糧がなきゃ、戦争なぞやってられないもんねー。
──この話、主人公が空軍の偵察部隊のパイロットなので、当時の飛行機って奴が出てくる訳です。
機体は、お好きな方には堪らんだろうスピット・ファイア(日本では零戦が元気だった頃のイギリスの戦闘機)。
本物のスピット・ファイア使って撮影してるし、戦争記録映像の部分では、スピット・ファイア対メッサーシュミットのドックファイト、とか観られる。
過度な期待をすると肩透かしを食らうだろうけど(笑)、英と独の名機同士の空中戦をチョロっとでも観てみたい、と思われる方には良いかも。

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