日の一本@とっても有名処。
『鷲は舞いおりた』。
1976年のイギリスの作品。
どストレートな戦争映画ですな。
ジャック・ヒギンズ原作の、世界的に有名な小説を映画化した奴。
タイトルは良く知ってたけれども、そう言えば観たことないや、と気付いたのでアタック。
──1943年当時の欧州が舞台。
「イギリスの片田舎で、週末、ウィンストン・チャーチルがこっそり休養を取るらしいって連絡がスパイから入ったから、乗り込んでチャーチル誘拐して来なさい」ってな、「出来る訳ないだろ、そんなこと!」な命令をされちゃった、ドイツ国防軍の降下猟兵(手っ取り早く言うなら落下傘部隊)の皆さんのお話。
身も蓋もない言い方をすれば、宮仕えは大変ですね、って物語ですな。
──現代に生きるワタクシ達の感覚からすると、「その設定は、どうなのだろう……」と呟いてみたい感が無きにしもあらず、と思ったのは正直な処だけれども、私は面白かったです。
本当に、色んなことが無茶振りだったけど(笑)。
全体的に、引き下がれない故の辛さが満載な映画だったんじゃないかと。
製作されたのが、1970年代半ばなので、当たり前と言えば当たり前だけれど、昔はよくあった、古い戦争映画そのものだとも思ったし。
多分、この手の映画は、もう二度と撮られることはないとも思った。
もう、こういう、昔を偲ぶ戦争映画は、二度と帰って来ないんだろうなあ……。
──そりゃそうと、久し振りに、マガジンを下からじゃなくて横から差すタイプのマシンガンを、映画の中で観た気がする。
時代だなー(笑)。
インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
本日の一本@激しく有名処な映画。
『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』。
……細かいこと書かなくてもいいですよね(笑)。
先週に引き続き、ワタクシの、B級orZ級映画へのチャレンジ精神が、お休みを訴えて来たのね。そういう意味での心に優しい映画が一寸観たかったの(笑)。
三作目見返したから、四作目も行っとくか、とも思ったし。
──多分、だけど、一年振りくらいに観た。
やはり、多分だけど、四回目か五回目くらいなんじゃないかなあ。
以前は、インディ・ジョーンズシリーズにSFチックなノリはどうなんだろう、と思ったりもしたけど、回数重ねる内に、これはこれでいいんじゃなかろうか、な心境に。
或る意味、お宝探し系の絶対的な冒険活劇なシリーズだしね。
冒険活劇は、何一つも突っ込まず、全てを暖かく見遣るのが、ワタクシ的王道だしね(笑)。
なので、又、思い出した頃に観たいかな、と。
ナイルの宝石
本日の一本@これは日本でも公開されている映画。……の筈。
『ナイルの宝石』
1985年のお米の国の映画。
ジャンルは、ロマンティック・ラブコメディなアクション映画。
──この上もなくベタベタで、でも、とても良く出来ている、とワタクシは思っている、故に愛している、『ロマンシングストーン』という映画があるのですよ。
冒険活劇風味の強いハーレクインロマンスみたいな小説を書く、主人公の女小説家が、ギャングに誘拐されちゃった姉を助け出す為に、姉に託された宝の地図を握り締めて、一人、NYからコロンビアに旅立って、道中、かなり銭に汚い性格してる(笑)ヒーローと出会ったりなんかして、最終的にはお約束通り、宝を見付け、ヒーローとヒロインは結ばれる、っていう、ホントにベッタベタな話なんですけどもね。
……でも、私、冒険活劇はベッタベタでいいと思うんだ。お約束ー! なストーリーが味。
寧ろ、それを求めたい。宝探しを軸にしてるアドベンチャー映画は、突っ込みなどせず、全てを暖かく見遣るのが良いと思うの(笑)。
ま、全てを暖かく見遣るったって、限度はありますがね(渋茶啜り)。
──で。
『ナイルの宝石』は、その、ロマンシングストーンの続編なのです。
今まで、ロマンシングストーンの続編なんだから観てない訳がなかろう、と思ってたんですが、どうもワタクシ、観てる筈、と思い込んでいただけだったようで。
どうしてもストーリーが思い出せないってことは、観たつもりになってるだけかもと、レンタルしてみたのです。
が。
……うーん、これは、個人的には一寸なあ……。ムー……、な感じだなあ……。
コメディチックなアクション映画ではあると思うけど、金銀財宝系のお宝が出て来ないんだよねえ。
九龍風に言う処の《秘宝》でもないんだよねえ。
ロマンシングストーンの続編だから、そっち系期待したんだけどな。ってか、そっち系以外の何を期待しろと、ってノリだと思ってたんだけどなあ。
なので、何処までも個人的には、残念な一作。
……ああ、でも、戦闘機(多分、F-16ファイティング・ファルコンじゃないかなあ。ファルコンって複座タイプあったっけ……?)で地上を爆走して逃走するってシーンのあった映画には記憶がないので、それはナイスかと(笑)。
巨大クモ軍団 VS Go! Go! ダンサーズ
本日の一本@勿論、日本未公開映画(爽やか笑顔)。
原題を、『BITE ME!』という映画。
2004年のお米の国の作品。
ジャンルは、一応アクションパニックのようです。ワタクシ的にはコメディだと思いますが。
──後数日で売り飛ばされちゃいそうなストリップバーの店長(性別:男)が、一発逆転を狙って、違法に売り捌こうと入手した麻薬の箱の中に、変な蜘蛛が紛れ込んでて、バーに居合わせた人達を襲い始めるんですけどね……、って話。
……先ず、何で、この映画を借りたかっちゅーとですね。
これ、邦題が、『巨大クモ軍団 VS Go! Go! ダンサーズ』というのですよ。
ベッタベタなれど、Z級映画の邦題として見遣ると、間違ったセンスがキラリと目映く光る、「うわー、お馬鹿映画っぽいー!」ってなカホリが激しく漂うタイトルなのですよ。
パッケージも、二昔くらい前の駄目ホラーパニック映画を彷彿とさせる、これ又ベッタベタな代物だったのですよ。
だから借りたのね。うきうきと、スキップしながら。
…………そんなワタクシの期待は、七割裏切られ、三割叶えられた。
ぶっちゃけ、ストーリーは、乾いた笑いが零れるものだったのです。
何がしたいんだか訳判らん店長と、頭がおかしいとしか言い様の無い麻薬捜査官と、お前は何をしに出て来た? と問い掛けたくなる害虫駆除業者の兄ちゃんと、舞台の上でダラダラと乳揺すってるだけのお姉ちゃん達と、店を売り飛ばそうとしてるオーナー(性別:女)と、男大好き! なバーテンの姉ちゃん、って登場人物達が、右往左往してるだけのような内容なのです。
……が。
この話では、見て呉れは何となく愛嬌が感じられる(即ち、怖くもなければ不気味でもない)謎の蜘蛛に襲われて、カプッと噛まれても、死なないのですよ。
たっぷし血は吸われちゃうけど、死にはしないのね。
その代わり、噛まれると、蜘蛛が持ってる毒の所為で一寸おかしくなるんだけど、噛まれた三名の内、二名はレズ行為に走り、残り一名は、凶暴化した挙げ句ランボーばりの格好して蜘蛛達皆殺しにしようとするのね。
その辺、本気で訳判らなくてハチャメチャなので、個人的にポイント1(笑)。
蜘蛛は蜘蛛で、ハイヒールで踏ん付けられたり切られたりすると絶命する割には、殺虫剤掛けられると巨大化しちゃうし、巨大化した蜘蛛に食われたキャラは蜘蛛男に変身しちゃうのですよ。
この辺りが、ワタクシの愛する馬鹿映画の一つ、『キラースノーマン』──近代兵器が一切効かないくせに、ドライヤーの熱で溶ける謎な殺人雪ダルマの映画に近い物が感じられたので、ポイント2(笑)。
更には、蜘蛛さん、倒されたかと思いきや、最終的に建物よりもデカい、真実、巨大蜘蛛と化すし、「おお! とうとう、タイトル通り巨大な蜘蛛が!」って処でEndマーク出ちゃう辺りも、駄目過ぎて、間違った意味でブラボーで、ポイント3(笑)。
故に、馬鹿映画という意味では、まあ、それなり。
間違っても、お薦めは出来ないけどね(笑)。
Lie to Me 映画じゃなくてテレビドラマの話
先週からポチポチとレンタルして来てる、お米の国のTVドラマがありまして。
タイトルを、『Lie to Me』というのですが。
これ、人間の一寸した仕草や表情から嘘を見抜く、人間嘘発見器って呼ばれてる博士が主人公な話で、内容も面白いのだけれど、主人公のライトマン博士が愉快なのです。
この上もなく捻くれた性格してて、一寸イッちゃってて愉快(笑)。
あんな人が身近にいたら、愉快だけどイラッと来るだろうな(笑)。
──最近の、お米の国の作品は、映画よりもドラマの方が面白いような気がしますな。
『24』や『プリズンブレイク』、『LOST』、それに『フリンジ』なんかは所々しか観てないけど、観た限りでは面白そうだったし。
個人的には、『バーンノーティス』と『Lie to Me』がお気に入り。