ミート・オブ・ザ・デッド

本日の一本@凝りるも懲りないもなくなってきた、日本未公開映画。
『ミート・オブ・ザ・デッド』。
原題は『DEAD MEAT』。
2004年の作品。
我等がアルバトロスの、「アルバトロス・コア」ってレーベルから出てる。
……うん。判ってて借りた。わざわざ、アルバトロスのサイトでチェックしてから借りた。
自分から、地雷原に脚突っ込むような行為に踏み切ってみた!(笑)
──アイルランドの田舎を、車で旅行してたカップルが道に迷って、宿が~、とか何とか言いつつ車走らせながらイチャコラしてたら(運転中、こういうことをしてはいけません)、人を牽いてしまうのね。
で、人刎ねちゃったーー! って慌ててたら、その刎ねちゃった人に男の方が襲われて、女の方は逃げ出して、でも……ってな風に始まる話。
蓋開けてみたら、割と純粋(?)なゾンビものだった。
でも、話の設定的に、ゾンビと言っていいのかどうか、とは思うかなあ。
──この話、イチャコラしてたカップルの片割れの女の方=主人公の姉さんが、結構逞しい。
逞しいってか、容赦ない。
襲って来たゾンビの額、顔色一つ変えず、ハイヒールの踵でさっくり刺しちゃうような姉さん。
逞し過ぎる。
脚で踏み付けたんなら未だしも、姉さん、手に握ってたからなあ、ハイヒール……(笑)。
後、この映画で特筆すべきは、ゾンビが寝る、ってことだと思う。
……ええ。
作中、寝るんですよ、ゾンビが。寝息立てながら、深夜の草原のど真ん中で、立ったまま寝てるのよ、ゾンビの群れが。
何と言うか、一寸変な感銘を受けた(笑)。新鮮だったわ、夜にちゃんと寝るゾンビ(笑)。
──あ、因みに、この話、全く救いがないです、はい。
尚、内臓系が苦手な方にはNGだと思う。

パニック・チェア

本日の一本@多分未公開。
『パニック・チェア』。
2007年公開の……、あー、これは、カナダの映画か。
オカルト・ホラーもの、かな。
配給は、ニュー・セレクト(だと思った)、発売は、アルバトロス(笑)。
でも、幾つかの映画祭で、賞を獲得してるらしい。
──心療内科系の病を患っていたことがある女子大生のお姉ちゃんが、友人の伝で、築百年以上の古い家に引っ越すのね。
で、引っ越したばかりのその家で、おかしなことが起こり始めて、終いには、そのお姉ちゃんに百年前の殺人鬼の霊(と言うか、意識と言うか?)が取り憑いてー、みたいな話。
所々、うーーーん、と思う箇所がない訳じゃないけど、まあまあ、かしら。
これ、原題も『チェア』なんだけど、作中に登場する椅子が、全くキー・アイテムになっていない辺り、一寸、肩透かしって言うか、だったら何でタイトルが「椅子」なんだよと、そこは激しく突っ込んでみたい。
全く以て怖くない(注:ワタクシ基準)ってのにも突っ込んでみたいけど、まあまあ楽しめる映画なんじゃないかな、とは思うです。少なくとも、発想は面白いと思うのよね。
尚、この映画の、ある意味で特筆すべき点は、この手の映画では半ばお約束の、「見るが良い!」的な女体シーンが無い処(笑)。
ああ、でもこれで、観るもの尽きちゃった。
又、やってくれないかなー、旧作レンタル99円企画。

ブラッディ・バレンタイン/ファニーゲーム

本日の一本目@ホラー映画。
『ブラッディ・バレンタイン』。
この間観た、『血のバレンタイン』のリメイク版。オリジナル観たからリメイクも観るかね、と思って借りてみた。
何でも、世界初の3Dホラー映画、だったそうで。
でも、ワタクシはDVDで観たので、3D効果だの何だのってのは加味出来ないんだな、これが(笑)。
──とある炭鉱のある田舎町で惨劇が起こって~、という辺りは一緒だけれど、結構ストーリー違ってて、オリジナルの方は初めての惨劇から二十年後の物語って設定だったけれど、リメイク版は、十年後の話。
登場人物達と事件の関わりも、オリジナル版よりは深い感じ。
片や1981年公開、片や2009年公開なので、映像その他は比べっこ出来ないけれど、個人的には、リメイク版の方が良く出来ていると思うし、作中の辻褄も、リメイク版の方が遥かに合っていると思えるし、オリジナル版を観ていれば、「このシーン、オリジナルの方のあそこのシーンだー」って、フンフン出来たりするお楽しみもある。
…………のだけれども。
純粋に、好きか嫌いか勝負をしてしまうと、ワタクシはオリジナル版の方が好き。
何故か、オリジナル版の方が面白く感じる。
何でなんだろう……?(首傾げ)
リメイク版の方は、確かに良く出来ているとは思うけど、捻りも何もない、って感じちゃうんだよなー。
ホラー映画ってよりは、脅かし映画って言った方がいい気がするし。

で、もう一本観たよ、本日の二本目@ホラーってか、サイコ? な映画。
『ファニーゲーム』。
1997年のオーストリアの映画で、週末(だと思う)、バカンスを過ごす為に別荘に向かったある家族の所に、オツムと精神を病んでるとしか言い様のない青年二人が乗り込んで来て、やりたい放題やった挙げ句、生き残りゲームしよーぜー、とか言い出してきて、ってな話。
………………私ね、これ、駄目(遠い目)。
観てるのが激しく苦痛な映画だった……。
わざと、観ている側が苛々するように作ってあるんだと思うんだけど、ワタクシは、苛々、じゃなくって、映画自体が気持ち悪く感じる。
お話がー、とか、登場人物がー、とか、演出や雰囲気がー、とかじゃなくって、映画そのものが気色悪い。
そういう意味では、多分、大成功な映画で、何が怖いって人間が一番怖いんだよ、って訴え的にも成功してるんだろうけど、気色悪いんじゃ!(雄叫び)
つーか、動物は止めろ、動物は! ワンコを犠牲にするんじゃない!(とても雄叫び)
ホラーもスプラッタもサイコも平気だし、次いでに変態な映画も平気だし、画面中が血飛沫の嵐でも、私ゃ黙って観てる口だけど、犬や猫が、ってのは許さぬ。

ライブラリアン ユダの聖杯伝説/クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国

本日の一本@これも未公開かなー?
『ライブラリアン ユダの聖杯伝説』。
シリーズ物だって知らないで借りちゃったんだけど、どうやらシリーズ三作目らしい、アクション(なのか?)アドベンチャーもの。
NYのメトロポリタン図書館の司書のお兄ちゃんが主人公。
図書館司書は図書館司書でも、世界中の秘宝を集めて、悪の手から守り抜くぜー! ってのが使命な図書館司書。
……一寸、この春に、某アトラスさんから発売される予定のジュヴナイルなゲームと、宝探し屋なゲームを思い出したのは内緒です。
足して二で割るとこうなるか? って(笑)。
──どうしてなのかは良く判らなかったけれど(笑)、作中では、吸血鬼を生き返らせる力があるって設定な、イスカリオテのユダの聖杯(それを、聖杯と言っていいのか? って疑問は残るけども/あっ)を巡るゴタゴタに巻き込まれてく、図書館司書な主人公の話。
冒険活劇は冒険活劇だけど、ものすごーーーーーーーくコメディ。八割がコメディチックなインディ・ジョーンズっぽい話、と言うのが妥当な気がする。
個人的には好きな系統だったかな。生暖かく(笑)見守れる&突っ込みはしちゃいけない冒険活劇かと。
主人公の司書の兄ちゃんが、激しい学問オタクで、あのノリは、昔のお米の国のTVドラマの、『探偵レミントン・スティール』の主人公の、超映画オタクな主人公に一寸似ている気がワタクシはしまする。
一作目と二作目も観てみてもいいかな。お馬鹿でオタクなノリを楽しむ為に(笑)。

本日の二本目@これはアニメ。
『クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』。
劇場七作目だったか八作目だったか、その辺りから、クレしん映画は劇場で観ることにしてたけど、二代目監督の原さんが下りられてから、余り振るわないので、去年は劇場に足運ぶの止めちゃったのね。
で、DVDで。
……まあねえ、比べるのはいけないんだろうな、とは思うのだけどもねえ……。
『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』とか、『アッパレ!戦国大合戦』とかは、一寸、神懸かってる作品だしねえ……。
だから、原監督時代の劇場版作品は、ノーカウントとして観なきゃ、とは思ってるんだけれども、どうしても比べてしまう自分がいて、その所為か、「うーん、劇場に行くまでのことはなかったかなあ……」な感想が出てきた。
個人的には、もう一寸頑張って欲しかったかな。

ボーンキッカーズ/ノゥイング

本日の一本目@映画じゃなくて、英国のTVドラマ。
『ボーンキッカーズ』。
BBCとグラナダ(だと思った)が拵えた、某大学の女教授率いる考古学チームのお話。
古代史アドベンチャー、とかいう奴らしい。
全六話の内、二話だけ拾ってDVDで出したっぽく、「残り四話は!?」と叫んでみたい。
──それなりに面白かったかな。地味だけど(笑)。派手な部分もあったし。
色々言うと、あっさりネタバレになる類いの話なので、多くは言えませんが、ワタクシは、この手の話には恋愛要素を求めないので、そういう部分は、No thank youでした(笑)。

二本目は、ゲームセンターCX9.0。
やっぱり、映画じゃない(笑)。
好きなんだー、あの番組。有野課長ー!

で、本日の三本目@日本でも公開された映画だよ! 私も、B級&Z級以外の映画も観るよ!(笑)
『ノゥイング』。
確か、去年の夏くらいに公開された、ニコラス・ケイジ主演の映画。
SFなのかなー。それともパニック映画と言った方がいいのかなー。良く判らない……。
──1959年、とある小学校で、創立記念の一環で、子供達が描いた絵をタイムカプセルに入れて埋めるのね。
で、50年後の2009年、ニコラスさん演じるMITの教授な主人公の息子が通う、件の小学校の創立記念日に、そのタイムカプセルが開けられて、子供達に50年前の子供達の描いた絵が手渡されるのだけれど、主人公の息子が受け取ったのは、絵じゃなくて、数字の羅列で……、ていう風に進んでく話。
──個人的には面白かった。
但、「この数字の羅列は何ぞや?」ってのの謎解きが、余りにもあっさりなのと、途中でラストまでの展開が読めてしまう辺りが、個人的に残念。
MITで教授やってる宇宙物理学の専門家じゃなきゃ数字の謎は解けなかった、って感じの展開があったら、もっと私は好きだったのにな。