シャークトパスVSプテラクーダ

本日の一本@日本でも『未体験ゾーンの映画たち 2015』で上映された作品。

『シャークトパスVSプテラクーダ』
2014年の、お米の国の作品。
原題は、『SHARKTOPUS VS PTERACUDA』。
ジャンルは、モンスターパニック。正しくは、『復活を果たした鮫と蛸のハイブリッド生き物なシャークトパス君と、新たに生まれたプテラノドンとバラクーダのハイブリッド生き物なプテラクーダ君が暴れてくれた(正確には暴れさせられた)所為で、右往左往する人共の話』なジャンル。
配給はインターフィルムさん。なので、インターフィルムさんの公式から粗筋転載。
……あ、一応、公式も生きてたよ。でも、ネタバレには容赦がないよ。

数年前、突如出現した殺戮モンスター≪シャークトパス≫が去り、今日もサンタモニカ・ビーチは、ビキニ姿の美女たちで賑わっていた。そんなある日、青い空から突然“謎のモンスター”が舞い降りてきた!顔は魚、翼竜の胴体を持ち、目にも止まらぬハイスピードで、人々を襲い始めビーチは大パニックに。実は、この最狂モンスターの正体は、米軍が究極の遺伝子工学を駆使して産み出した、軍事用合体生物兵器≪プテラクーダ≫であった。本来、軍に制御されていたはずのプテラクーダであったが、突然制御を失い人間界に牙を向け暴走を始めたのだ。
一方、死滅したと思われていたシャークトパスは、海洋学者のロレーナに偶然、卵が発見され、秘密裏に飼育されていたが、その存在が明るみになってしまう。ついに、米国防総省は、プテラクーダの刺客としてシャークトパスに白羽の矢を立てる。想像を絶する史上最狂のモンスター決戦の火蓋がきって落とされた!

上半身が鮫で下半身が蛸なハイブリッド生き物──と言えば聞こえは良いが、要するに広義の意味でのキメラだろう? な彼が暴れた『シャークトパス』の続編。
ワタクシ的には、今夏のサメ映画第二弾。
…………何故付き合った、私。何故嬉々として借りた、私。どうして、朝の四時からこれを観たんだ。
──えー、色々諸々が破綻しているのは最初から判り切っていたことだし、少なくとも私は、この手の映画に感動もストーリーの整合性も求めてないから、その辺は、正直どうでもいいし。
ワタクシ、この手合いには、お馬鹿とお笑いしか求めてないから、単なるジョークの域で、モブキャラ達がバカスカ死ぬのも、「はははー、お約束だねー」で済むんだけども。
主要キャラ全員が下衆だったのが、個人的に一寸。
この映画の中で最も健気だったのは、シャークトパス君じゃなかろうか、と素で思った。
個人的には、お馬鹿もお笑い要素もある、紛うことなきB級映画なんだけど、びみょーに釈然としない映画でもあったかなあ……、な感想の総括かな。
お好きな方にはお勧めするけど、そうでなければお勧めしない。

バトル・オブ・スカイアーク

本日の一本@日本未公開映画。

『バトル・オブ・スカイアーク』
2015年の、お米の国の作品。
原題は、『BATTLE FOR SKYARK』。
ジャンルは、SFサバイバル・アクション、だそうな。
レーベルは、プライムウェーブ。
粗筋は、我等がアルバトロスの公式から転載。

近未来、地球の寿命は尽きようとしていた。人類は巨大な空中都市《スカイアーク》を建設。だがその楽園に移住出来たのは選ばれた一部の富裕層で、体制に反抗する人々は処刑され、その子供たちは追放された。地上に降り立ったラッグスは、廃墟で暮らす少年たちと共に、過酷なサバイバルに挑む。凶暴なミュータントに支配された世界での、果てしない戦いの日々。やがて少年たちは、この世界の恐るべき“秘密”を知り、そして…。

先ず、一言。
アルバトロス・フィルムさん、この映画のDVD紹介ページに、『監禁された女教師と女生徒 、地獄のような陵辱の日々そして68日後…』という、明らかに、別のDVDと間違えたか、別のページ使い回す際に差し替え忘れただろう? な一文が紛れ込んでます。
出来れば気付いて欲しいです。
一瞬、何事かと思いました。私、そんな映画観てない、と突っ込み掛けました、アルバトロス・フィルムさん。
しっかり(笑)。

真面目に作ったんだろうなあ、とは思う。
が、見続けても、興味を惹かれるものが出てこない。
申し訳ないが、観始めて直ぐに、「あ、この映画は詰まらないかも知れない」という予感まで漂う。
色々が大味。大味と言うか、ぼんやりとていると言うか、大雑把と言うか。
全てに於いて、「だから?」って感じなんだよねぇ……。
なので、私は余りお勧めしないかな。

メガ・シャークVSグレート・タイタン

本日の一本@新宿シネマカリテ、という処で、五月中旬から六月下旬に掛けて催されていた、『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015』で上映された作品。
………………一寸、これで上映されてた、『リバービースト ある半魚人の憂鬱』ってのが観たかったな。
だって、半魚人が憂鬱なのよ? その時点で、既に何かが崩壊している。

『メガ・シャークVSグレート・タイタン』
2015年の、お米の国の作品。
原題は、『Mega Shark VS Kolossus』。
ジャンルは、モンスターパッニク。正しくは、既に四作目に達してしまった、『巨大サメなメガ・シャーク相手に人共が右往左往するジャンル』。
メガ・シャークシリーズなので、言わずもがな、アサイラム作品。毎度毎度のアサイラム。
日本でDVD売ってるのは我等がアルバトロスなので、粗筋は、アルバトロスの公式から転載。

メガ・シャークの襲撃から1年後。世界は経済危機に陥り、国際情勢の緊張は高まるばかりだった。そんな中、大西洋沖で不法採掘をするロシアの漁船が、巨大なサメを引き上げる。国連はすぐさま海洋生物学者と会議を行うが、メガ・シャークはメカ・シャークとの戦いで倒したはずである。そのサメは、メガ・シャークの卵から再生された新メガ・シャークだったのだ。一方ウクライナでは、テロリストの手によりもう1つの脅威が目覚めようとしていた。それは、旧ソ連がアメリカとの核戦争に備え発明した、巨人型兵器「コロッサス」。世界は、今まさに未曾有の危機を迎えようとしていた…。

何はともあれ、巨人型兵器「コロッサス」君は、『進撃の巨人』の巨人さんの劣化版パクリだった、と断言していいと私は思う。

……ホントにねー、魚類、爬虫類、両生類、昆虫その他だけでなく、今度は人型を巨大化したか、アサイラム、と言いたくて溜らないし、デカくすりゃ良いってもんじゃないと何度言えば判る? とも言いたいし、「だったら、一々付き合うなよ、私!」と毎度の突っ込みも入れたいけど、それなりに馬鹿映画だったので、個人的には、まあ許せる(笑)。
冒頭の方で、激しく果てしなく意味が無いレザーのコスチューム着込んだお姉ちゃん達@でも立ち位置は恐らく「対メガ・シャーク部隊」が、メガ・シャークに撃ち込んだミサイルの名称が『オキシジェン・デストロイヤー』だったのには笑わせて貰ったし(オキシジェン・デストロイヤーが判らない良い子は、初代『ゴジラ』を観よう。おねーさんとの約束だ)。
巨人兵器にハンマー投げ宜しくぶん投げられたメガ・シャークが、成層圏突き抜けて、衛星軌道上の攻撃衛星に激突したシーンは、阿呆も突き抜ければ清々しい、と思ったしね。
うん、それなりに笑えた。
但、こう言っちゃあ何だけど、「ああ、やっぱりアサイラム」な映画なので、純粋に映画としてどうなんだ、って話になると、一寸コメントに困る(笑)。
お馬鹿を楽しむには良いと思うけど。

バミューダ 呪われた財宝

本日の一本@日本未公開映画。

『バミューダ 呪われた財宝』
2001年のお米の国の作品。
原題は、『THE TRIANGLE』。
ジャンルは、海洋アクション・アドベンチャー、ってことらしいけど、これ、ホラーだと思う。
ほんで、DVD売ってる(正しくは売ってた)アットエンターテイメントさんの公式行ってみたけど、もうこの映画のDVDの記事がなかったので、自力で粗筋を纏めると。

大西洋の、悪名高きバミューダ・トライアングルにカジキ釣りに出掛けた、学生時代からの友人三名@野郎共と、内一人の婚約者と、釣り船の船長さん&航海士な女性の計六名が、海のど真ん中でオカルトな事態に遭遇、次いで、大戦以前(確か、1930年代後半って設定だったと思った)にバミューダ・トライアングルで消息を絶った豪華客船も遭遇。
無事に帰還する為には無線機や工具が要るから、取り敢えず、突如現れた胡散臭い船だけど乗り込んでみっか、と、止めときゃいいのに乗船してみたら、やっぱり止めときゃ良かったな事態に巻き込まれて……、ってな話。

先日、某レンタルビデオ屋をうろうろしていた際に、アクション映画の棚でこれを見掛けた。
アクション・アドベンチャー、とあったし、邦題に『呪われた財宝』と付いていたので、トレジャーハントものかしら、でも、見たことも聞いたこともないな、と思い、期待に胸膨らませて借りたのに。
蓋を開けてみたら、アドベンチャーってよりはホラー。
宝探し要素など欠片もない、「わー、『ゴーストシップ』のパクリかなあ?」とか、「『ゴースト/血のシャワー』を思い出すねぇ」とか呟かずにはいられなかった作品だった。
……うん、良く似てる。あの系統に。
突如のオカルト事態で海上遭難! → 船発見! 乗り込めー! → 幽霊船だった! ……ってな、鉄板の展開だった。
………………頼むから、ホラーならホラーと書いて。判るように書いて。
私は、トレジャーハントな話が観たかったんだ。
あ、尚、この映画、私はお勧めしません。おもろくない。
せめて、B級映画的お笑い要素があれば良かったのに。

アウトポスト37

本日の一本@日本未公開だと思うんだけど、どうなのかな。

『アウトポスト37』
2014年の、イギリスと南アフリカの合作。
原題は、『Alien Outpost』。
ジャンルは、SFアクション。……とはなってるけど、果たしてこれをSFと言っていいのかどうか。
粗筋は、DVD売ってるTCエンタテインメントさんの公式から転載。

2021年、異星人が侵略を開始。世界の大都市が破滅の危機に陥る。しかし、全世界の軍が総力を上げ、各地に戦地を置き反撃を開始。
そして2031年――。ついに異星人の侵略地区はあとひとつの戦線を残すだけとなった。
それは、もっとも危険と言われている“第37戦線”。軍の精鋭部隊が最後の異星人との戦いに出る――。

アウトポスト=前哨基地なので、原題をそのまんま和訳するなら、対異星人前哨基地、みたいな感じで、確かに、侵略して来たエイリアンと戦う為に作られた37番目の前線の話ではあったけども、うーむ……。
一応、宇宙船も異星人も出て来たし、近未来が舞台の話なので、SFではあるんだろうが、こう……SFという化けの皮を被った戦争映画、と言った方がより正しいんじゃないかなあ。
宇宙船も宇宙人も、あんまり出て来ないし。
対エイリアンとの戦いの話の筈なのに、ふつーに銃撃戦とかしてたから、最初、何事かと思ったよ。何で人間同士で戦ってんの? とかも思ったよ。
だから、例えば『インディペンデンス・ディ』みたいな(今、例えがあの映画しか思い付かなかった)、宇宙人やUFO相手に人類が物凄く頑張る! ってなノリを求めると肩透かし喰らうし、どーしよーもない駄作にしか思えないと思う。
けど、設定上はSFで、宇宙人とか出て来ない訳じゃないけども、そこの所抜かせば割にストレートな戦争映画、と思ってみれば、それなりなんじゃないかな。
少なくとも、B級映画としては(←とても重要)、悪くない方かもね。
尤も私は、如何にもB級な映画にありがちな、大笑い出来る異星人侵略ものかなー、って期待してたんで、一寸ご不満だし(笑)、B級~Z級映画耐性あるから、当てにならない感想かもだけど。