向かいのホテルの屋上手すりにカラスがとまり、割合正確にインターバルを取りつつ二声鳴くという風景をしばらく見ていた。
曇り空の下で長い時間奴はそうしていたのだけれど、インターバルの間周囲の危険や興味を確認しつつの二声、体から絞り出すようにして。
向こうからしたら窓の向こうのこちらも何度も見ていたと思う。頭のいい鳥だから、ここにいる人間については手の出しようが無い安全な対象と思っていた。
何か目的があって鳴いていたのかどうかは知らない。しばらく見ていたら焦れたかのようにインターバルが短くなっていって、最後には飛び去って行った。河岸を変えてその目的を達成しようとしたのだろう。
夕方コンビニへと出かけたら、今度は猫がだみ声で規則正しく鳴いていた。
ValueDomainで管理しているドメインがそこそこの数あり、それぞれXreaのサーバで運営していたのだが、巡回が大変になってきたため上位サーバであるCoreserverに移行していくつかのドメインをまとめて管理することにした。
ブログサービスやレンタルサーバでは商用や再販を禁止しているところも多く、その基準もまちまちである。微妙な時は直接問い合わせることにしている。今回ドメインをまとめて管理することについても念のために問い合わせてみた。多分そもそも再販には当たらないという事なのだと思うけれど、問題なしという回答をいただいたので作業を始めた次第。
Xrea, Coreserverにはサーバ間コピーという便利な機能があり、これを使いつつ調整して行った。
サーバ間コピーについては詳しく開設しているサイトが多くあるので詳細はそちらに譲るとして、簡単な手順を自分用のメモ的に書いておこうと思う。
以上で終了。
の筈だったのだが、2点引っかかった事があったので書いておきたい。
ひとつめはメールディレクトリの引き継ぎ。
ドメイン数がそこそこあったので3回に分けてコピーを行う予定にして始め、初回の数ドメインについてはサーバに残っていた古いメールも含めて問題なく移行できた。
しかし、2回目のいくつかのドメインについてはMaildir(メールディレクトリ)はコピーできていたものの送受信ができないという問題が発生。ウェブメールもエラーが出て使えない。ValueDomainのサポートは待っていられなかったのでCore側の(コピー後の)該当するドメインのMaildirを削除してドメインメール設定をやり直したところ送受信ができるようになった。ユーザの受信が済んだタイミングを選んだつもりだったが、受信漏れが無いよう元のXrea側のウエブメールのURLを通知し確認してもらった。
もうひとつは、データベース。
dumpファイル等も全てコピーされるのでPhpMyAdminに入ってああしてこうしてと考えていたのだが、そもそもPhpMyAdminにログインできなくなってしまった。
様々試行錯誤してみても分からず、ValueDomainのサポートも早々望むタイミングで得られるべくも無く困っていたのだが、各解説サイト等の情報から古いパスワードもそのままコピーされて来てしまっていることが判った。まあ、考えてみればそうだよな。Core側のPhpMyAdminディレクトリがあるディレクトリの.htpasswdの記述を.htpasswd生成ツールを使って書き直してアップしたら無事ログインできた。この際参考にしたサイトの解説にならってパスワードを若干複雑にしたのだけれど、デフォルトのパスを変えてしまったためか、PhpMyAdminのログイン画面に《#1045 – Access denied for user ‘root’@’localhost’ (using password: YES)》という表示が出るようになってしまった。ただ、各データベースへのログインは出来るので気にしないことにしたのだが…。
若干の不明点を残しつつ終了したサーバの乗せ換えだったけれど、これで今後の展開がやりやすくなったし管理もしやすくなったのでOK。ValueDomainのサポート云々とも書いたが、ここは元々「ユーザが自分でなんとかする=だから安い」というシステムだし、そう言いながらも時間をかければ割合きちんとサポートもしてくれる。僕にとっては満足のいく素晴らしいサービスだ。
不調なサーバマシンに当たってしまった人がサポート掲示板等で当たり散らしているのをたまに見かけるけれども、さっさとXrea・Coreserver内の別サーバに移行すればいいのにと思う。そんなに複雑なサイトを構築しているのかな。
サポート掲示板であまり話題に上らない名前のサーバは比較的安定しているのではないかという目安にもなると思う。今回の自分の移行にあたってもその辺はじっくり調べてからスタートしたのだった。
一つ前に書いたもので使用ソフトやシチュエーションによってMagicMouseの慣性スクロールのオンオフが簡単に切り替えられたらなあと誰ともなくおねだりお願いしたところ、あっという間にMac達人の友人Shin_Jin_KunがAutomatorで作ってくれました。凄い!感動。心から感謝します。
また、きっとどなたかに需要があると思うので改めて個別の記事として紹介します。
以上ご理解いただける方のみダウンロードして下さい。
ダウンロードはこちらから。
【使い方】
Magic Mouseを手に入れてから良好な操作感とそのスタイリッシュな見た目にすっかりお気に入りになってしまったのだけれども、二つ気になる点も見えて来た。
ひとつは慣性スクロール機能。
環境設定でこの機能をオンにすると(持っていないけれども)iPhoneでの操作のようにぐりぃぃんとスクロールできる。これは普段使いのブラウザ等のソフトやファインダでは非常に快適だ。しかし仕事で使うIllusutratorやPhotoshopでは邪魔になることがある。うっかり擦るとすーっと作業エリアが動いていってしまう。
現在これを防止するために仕事ソフトではこの機能はオフにすることにしている。いちいちシステム環境設定を立ち上げマウス環境設定を開いて、というのは面倒なのでマウス環境設定が一気に開くよう、システム > ライブラリ > PreferencePanesのなかにあるMouse.prefPaneをDockに登録している。いくつかのランチャソフトも試してみたけれども結局これが僕には一番便利だった。
広く“勇者”の方々にお願いしたいのだけれども、慣性のオンオフのスイッチャーソフトかシンプルなスクリプトを誰か作ってくださらないかなあ。僕はそっち方面はとんと駄目なので人を頼るしかない。
もう一つは電池の減りについて。
思っていたよりも早いというのが正直な感想。毎日四六時中手にしていればこんなものなのかもしれないが、アルカリで約1か月という感じだ。現在は試しにマンガン電池を使ってみているが、これが案外持ちがいい。ただしアルカリに比べてbluetoothの接続が不意に途切れる回数が多いような気もする。某Mac人の友人はリチウムイオン電池の長持ちさと軽量によるメリットを強調していたけれども電池単価とのバランスも考えたいし、エネループという選択肢もある等楽しみ、いや、試行錯誤は続く。
いずれにしてもすっかり気に入ってしまったニューマウスで作業効率も倍増と行きたいものである。
年が明けました。おめでとうございます。
大晦日に実家に帰り元日に戻ってくるいつものパターンなのだけれども、この2日留守にするだけで戻って来た街の風景が違って見えるというか懐かしささえ感じるというのは正月効果というか勝手に感傷に浸っているだけなのでしょう。
年末年始は大学スポーツが花盛り。今日も箱根駅伝の往路をやっている。東京六大学野球をはじめとして大学スポーツに特段の興味を持てないのは途中で大学に背を向けて辞めているからなのかもしれない。今だったら違う考え方を持てただろうし別の大学に入学していれば違ったかもしれないけれども、若かったということなのかな。入りたい学科もその大学(と後もう一つ)にしか無かったし。
そのこと自体にはその後入った学校で今も付き合いが続いている良い友達を得たり、現在やりたい仕事ができていることを思えば後悔の類いは無い(まあそもそも後悔ってほとんどしない)のだけれども、大学スポーツに興味を持つことが少ないということだけがちょっと残念。見始めてしまえばゲーム自体は楽しめるし、高校でも大学でも地元の学校が躍進すれば結構盛り上がって応援するんだけれどね。
大学で得たものは勉学以外のことだった。美術部で合宿に行ったり、OBだったのかな様々な方面に知識が豊富な人の家での集会に参加したりした。その人の話は当時とても刺激的で危険な思想のように感じたのだけれども、今から思えば蒼い風景。辞める時に職員か教授か忘れてしまったけれども言われたことの一つに「君は死ぬ気で一つのことをやったことがありますか」というのがあった。少なくともあなたよりはあると思いますよと答えようかと思ったけれども止めた。これは後で自分にとっての発破的な言葉になると思ったから。直接的な励まし等も含め子供の頃から頂いたそういう言葉をいくつか大切に持っている。
実家では年越しそばと雑煮を作る。最初の頃よりはましなものが出来るようになったと思う。今年はとてもいい天気で澄んだ冷たい風が心地良かった。自然の中にある家、まちは自然と一緒に呼吸して代謝しているのだなあと今更ながらに自分が生まれ育ったまちに対して思う。
今年の自分とBoston Red Soxに期待したい。周りの人たちの健康と発展もお祈りします。
今日明日は生け花の講師もしている友達の公募展参加作品制作の手伝い。講師も、と書いたのは多方面で才能を発揮している人だから。
ここ数年この時期恒例になってきている。短時間での準備は大変だけれども普段とは違う貴重な体験ができて楽しい。しかも手間賃までいただけちゃうので有難い。
この展覧会はざっきばらんな雰囲気で、自由なスタイルで参加することができ、友達も割合チャレンジ度の高いものを出してくる。
生け花といってもここではかしこまったものではない。どこにでもいるような普通のおじさん、おばさん達(失礼。だってそんな風に見えるのだもの。実際はどこかの家元さんとかも混ざっているのかもしれないが)が楽しみながら「フリーアート」を創作している。そんな雰囲気も楽しみの一つだ。ただそんな中にキラリと(あるいは渋く)光る作品を見つけるのも面白い。
友達の作品も毎回生け花の枠を飛び越えて素材(植物)との格闘となっていく。今日は本人も僕も納得できる状態まで作り込めなかった。明日の午前中が勝負。さてどうなるか。
第35回 いけばな公募展
日時:2009年12月5日12:00〜17:00、6日 10:00〜16:00
場所:隅田公園リバーサイドギャラリー
入場無料