ice cream castles in the sky

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海を越えて

何はなくともボストンレッドソックス。時に想像を超えたタフさで勇気づけてくれる大好きなチームだ。メジャーリーグのウェブサイトでは各チームの様々な商品が通販できるようになっていて、日本からも購入することができる。もう数年前からあれとこれと…と品定めをしながら「その時」を待っていた。この数年といえば、ひどく低迷していて自由になるお金がなかったり、少し余裕ができれば結局仕事=Macintoshの周辺に使ってしまっていたから、いつもコンピュータウインドウショッピングで我慢せざるを得なかったのだ。
去年我がチームは86年ぶりのワールドチャンピオンとなり、とうとう「その時」は来たと思った。欲しいアイテムをいくつもウィッシュリストに放り込み(運送代等がかかるから多少まとめた方がお得)、さて購入と申し込んだのが夏になる前。うまくいかなかった。カードでのやり取りの不備や、それに伴うタイミングのすれ違いがあったりしてつたない英語メールでのやりとりを何度もし、とうとう発送の連絡をもらったのはシーズンの連覇も見えて来た最近だった。(写真はセント・パトリック・デイのスペシャルユニフォーム、カート・シリングモデルを着てご満悦のわたくし)これで流れは分かったので、次は今年の優勝記念だな。まだまだ欲しいアイテムがあるのだよ。わくわく。

緑濃きしゅろの葉かざす

雲は湧き 光溢れて
天高く 純白の球
今日ぞ飛ぶ
若人よ いざ
まなじりは 歓呼にこたえ
いさぎよし 微笑む希望
ああ 栄冠は君に輝く

ミスター

ミスタージャイアンツ長嶋の姿を久しぶりに見た。座席に着くまでの5mを歩く姿がたまらなかった。ショックだった。ポケットにしまった右手は動かないのだろう。
誰かが言う通り出てくるべきではなかった。若さを焼き付けたまま姿を隠した女優のたとえを引くまでもなく、そういう生き方はあったはずだ。誰かの金銭に絡む力が働いたのだと思うしかない。本人はきっと出てきたくなかったのではないかと、そう思う。
読売の糞を憎む。バカじゃないか。
走れない。あの長嶋のサードの守備がもう見られない。遊びのOB戦だとしても。それを明らかにしてしまった。
もうね、涙が出そうになったよ。

野茂が見せてくれたもの

野茂がすごいピッチャーだということは間違いない。ただ優れた選手というだけではなくパイオニアと呼ばれる通り存在そのものがある意味象徴にもなっている。好きな選手だし、通算200勝は本当に嬉しいニュースだ。
でも野茂の試合の記憶と言うと僅差でひやひやしながら見ていたことの方がより多く残っている。あのメジャーで2度のノーヒットノーランを達成しているように、またエースと呼ばれるピッチャーがそうであるように、完璧な投球をして相手を圧倒することも何度もあったはずなのに、ピンチで大汗をかいている野茂の姿を思い出す。

オルルド

日本ではイチローの同僚、マリナーズの一塁手として有名だったジョン・オルルドは去年はニューヨーク、今年は我らがボストン・レッドソックスの一員としてシーズンを迎えた。前にも書いたけれども、好きな選手だ。

挑戦

いつかのオールスターゲームですごいスイングをするバッターを見た。
子供の頃誰でもやったことがあるバカ振りって感じのスイングだった。こういうスイングをする子は何打席かですぐに気付く。もっとコンパクトにピッチャー返しを心がけないと上手になれないって。
そんなスイングをプロがやってるよ。よほど腕力があるか、だとしてもここぞという時に頼りになる確率の高いバッターになるのは無理だろうなと、そう思った。ところがその後も気にしつつ見ていたら、意外にも確実性があるんだなこれが。妙に器用だし。コツンとライト前に流し打ったり。それが中村紀洋だった。