ice cream castles in the sky

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XreaからCoreserverへ

ValueDomainで管理しているドメインがそこそこの数あり、それぞれXreaのサーバで運営していたのだが、巡回が大変になってきたため上位サーバであるCoreserverに移行していくつかのドメインをまとめて管理することにした。
ブログサービスやレンタルサーバでは商用や再販を禁止しているところも多く、その基準もまちまちである。微妙な時は直接問い合わせることにしている。今回ドメインをまとめて管理することについても念のために問い合わせてみた。多分そもそも再販には当たらないという事なのだと思うけれど、問題なしという回答をいただいたので作業を始めた次第。
Xrea, Coreserverにはサーバ間コピーという便利な機能があり、これを使いつつ調整して行った。
サーバ間コピーについては詳しく開設しているサイトが多くあるので詳細はそちらに譲るとして、簡単な手順を自分用のメモ的に書いておこうと思う。

  1. Coreserverの準備。無料アカウントを取って移行してから利用権を移動するというのが定番と思うが、先に有料アカウントとして用意してあったのでそれへ向けて移行(コピー)することにする。
  2. 元のXreaのサーバ条件(アカウント名やパスワード、メールアカウントのあれこれ、データベースのあれこれなど)をメモ
  3. データベースのエクスポート
  4. Coreの方の管理画面でサーバ間コピーを開始。意外に早く終わる
  5. ドメインのDNSの振り向けを変える
  6. Core側でドメインウェブとドメインメールの設定をする
  7. 解説サイトによってはパーミッションの設定が必要なファイルは設定すると書いてあるけれども、うちの場合は予め有料アカウントだったためか(どうかは判らないが)、パーミッションの設定等もそのまま移行できていた。だから掲示板などはそのまま使えたし、SBを利用したブログも何もしなくてもそのまま生きていた。
  8. Core側でデータベースを作成。Xreaからエクスポートしてあったデータをインポート
  9. WordPressの場合、wp-config.phpファイルのアカウント名・パスワードを書き換えてアップロード

以上で終了。
の筈だったのだが、2点引っかかった事があったので書いておきたい。
ひとつめはメールディレクトリの引き継ぎ。
ドメイン数がそこそこあったので3回に分けてコピーを行う予定にして始め、初回の数ドメインについてはサーバに残っていた古いメールも含めて問題なく移行できた。
しかし、2回目のいくつかのドメインについてはMaildir(メールディレクトリ)はコピーできていたものの送受信ができないという問題が発生。ウェブメールもエラーが出て使えない。ValueDomainのサポートは待っていられなかったのでCore側の(コピー後の)該当するドメインのMaildirを削除してドメインメール設定をやり直したところ送受信ができるようになった。ユーザの受信が済んだタイミングを選んだつもりだったが、受信漏れが無いよう元のXrea側のウエブメールのURLを通知し確認してもらった。
もうひとつは、データベース。
dumpファイル等も全てコピーされるのでPhpMyAdminに入ってああしてこうしてと考えていたのだが、そもそもPhpMyAdminにログインできなくなってしまった。
様々試行錯誤してみても分からず、ValueDomainのサポートも早々望むタイミングで得られるべくも無く困っていたのだが、各解説サイト等の情報から古いパスワードもそのままコピーされて来てしまっていることが判った。まあ、考えてみればそうだよな。Core側のPhpMyAdminディレクトリがあるディレクトリの.htpasswdの記述を.htpasswd生成ツールを使って書き直してアップしたら無事ログインできた。この際参考にしたサイトの解説にならってパスワードを若干複雑にしたのだけれど、デフォルトのパスを変えてしまったためか、PhpMyAdminのログイン画面に《#1045 – Access denied for user ‘root’@’localhost’ (using password: YES)》という表示が出るようになってしまった。ただ、各データベースへのログインは出来るので気にしないことにしたのだが…。
若干の不明点を残しつつ終了したサーバの乗せ換えだったけれど、これで今後の展開がやりやすくなったし管理もしやすくなったのでOK。ValueDomainのサポート云々とも書いたが、ここは元々「ユーザが自分でなんとかする=だから安い」というシステムだし、そう言いながらも時間をかければ割合きちんとサポートもしてくれる。僕にとっては満足のいく素晴らしいサービスだ。
不調なサーバマシンに当たってしまった人がサポート掲示板等で当たり散らしているのをたまに見かけるけれども、さっさとXrea・Coreserver内の別サーバに移行すればいいのにと思う。そんなに複雑なサイトを構築しているのかな。
サポート掲示板であまり話題に上らない名前のサーバは比較的安定しているのではないかという目安にもなると思う。今回の自分の移行にあたってもその辺はじっくり調べてからスタートしたのだった。

Magic Mouse の慣性スクロールのオンオフを切り替えるシンプルなアプリケーション(Automatorによる)

一つ前に書いたもので使用ソフトやシチュエーションによってMagicMouseの慣性スクロールのオンオフが簡単に切り替えられたらなあと誰ともなくおねだりお願いしたところ、あっという間にMac達人の友人Shin_Jin_KunがAutomatorで作ってくれました。凄い!感動。心から感謝します。
また、きっとどなたかに需要があると思うので改めて個別の記事として紹介します。

  • MacOS X 10.6 SnowLeopard専用です。
  • 個人的に作っていただいたものなので他の環境で動作しない場合、またはこのソフトを利用したことで生じるいかなる損害に対しても我々は責任を負いません。またサポートもいたしかねますのでご了承ください。

以上ご理解いただける方のみダウンロードして下さい。
ダウンロードはこちらから
【使い方】

  • 準備としてシステム環境設定>ユニバーサルアクセスで「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックを入れます。
  • 後はダウンロードしたToggleMomentumScrollを立ち上げる度に慣性スクロールのオンオフが切り替わります。
  • 僕はDockにアプリケーションのエイリアスを詰め込んだフォルダを登録しているのですが、その中に放り込んだら大変便利に活用できそうです。

Magic Mouse その後

Magic Mouseを手に入れてから良好な操作感とそのスタイリッシュな見た目にすっかりお気に入りになってしまったのだけれども、二つ気になる点も見えて来た。
ひとつは慣性スクロール機能。
環境設定でこの機能をオンにすると(持っていないけれども)iPhoneでの操作のようにぐりぃぃんとスクロールできる。これは普段使いのブラウザ等のソフトやファインダでは非常に快適だ。しかし仕事で使うIllusutratorやPhotoshopでは邪魔になることがある。うっかり擦るとすーっと作業エリアが動いていってしまう。
現在これを防止するために仕事ソフトではこの機能はオフにすることにしている。いちいちシステム環境設定を立ち上げマウス環境設定を開いて、というのは面倒なのでマウス環境設定が一気に開くよう、システム > ライブラリ > PreferencePanesのなかにあるMouse.prefPaneをDockに登録している。いくつかのランチャソフトも試してみたけれども結局これが僕には一番便利だった。
広く“勇者”の方々にお願いしたいのだけれども、慣性のオンオフのスイッチャーソフトかシンプルなスクリプトを誰か作ってくださらないかなあ。僕はそっち方面はとんと駄目なので人を頼るしかない。
もう一つは電池の減りについて。
思っていたよりも早いというのが正直な感想。毎日四六時中手にしていればこんなものなのかもしれないが、アルカリで約1か月という感じだ。現在は試しにマンガン電池を使ってみているが、これが案外持ちがいい。ただしアルカリに比べてbluetoothの接続が不意に途切れる回数が多いような気もする。某Mac人の友人はリチウムイオン電池の長持ちさと軽量によるメリットを強調していたけれども電池単価とのバランスも考えたいし、エネループという選択肢もある等楽しみ、いや、試行錯誤は続く。
いずれにしてもすっかり気に入ってしまったニューマウスで作業効率も倍増と行きたいものである。

QuarkXpress is Back!

最新のMacminiを先月発表されてすぐに手に入れて使っている。すこぶる調子がいい。紙やWeb上でのデザイナーだったらこれで行けちゃうんじゃないかな。出先の会社で一世代前のMacProを使って長時間作業をすることがあるけれども、遜色ない感じ(ただし映像・音楽方面では多分それなりの差は出るのではと思う)。
MacOS 10.5 (Leopard)ではQuarkXPress6.51は使い物にならなかった。Quarkを立ち上げるとその他のソフトが異常に重くなり、再びQuarkに戻ると不安定になってそのうちクラッシュというような流れだったのではないかと思う。ロゼッタがうまく機能していないのかとも思ったが、その辺の詳細は不明。そのうちバージョン8が出てこの出来がまた良さそうだったのだけれども、個人的な状況としてはQuarkを使った仕事はかなり減っていてアップグレードに手を出し難くなってしまっていた。
それでも忘れた頃にその手の仕事も舞い込むから、その時にはPowerPC搭載の初期型Macminiで作業をしていたわけ。QuarkXPressはとても良く出来たソフトなのでそれでも特に問題なく作業は出来ていた。
さて、新型Macmini。これには当然OS10.6 (SnowLeopard)が入っている。思いついてキーワード「SnowLeopard」「QuarkXpress6.5」で検索をかけてみた所、動いているというような記載が少数見つかった!すぐに試してみるのは怖かったから、そーっとTwitterのタイムラインに流してみたのだけれども反応無し。今どきQuarkメインで使っている人はいないのかなあなどと思いつつ、それなら人柱になるしかないと、そう考えた次第。
入れてみましたよ。昨日から動かして見ている。これが!動くんです、無事に。まだ本格的に作業していないから何とも言えないし、もちろん個々で環境は違うから何の補償もできない。試してみる人はご自分の責任でやってください。最悪の事態も考えたらバックアップはお忘れなく。
兎に角動いている。これで使えてしまうなら複数のマシンを立ち上げる必要が無くなるし、他のソフトとのファイルのやり取りも格段に楽になる。アクティブ化コードを再設定しなくちゃいけないのが面倒と言えばそうだが最初だけだしね。思いがけないSnowLeopard効果がこんなところにありました。MacBookの方もアップグレードしちゃおうかな。

Magic Mouse 〜魔法の架け橋〜

渋谷のApple Storeから予約してあったMagicMouse入荷のお知らせがあり、受け取ってきた。先週からうちの「メインマシン」になっているMac miniとペアリング。
先週さんざ店頭で新iMacに付いているヤツをさわりまくってこれはいいってんで予約したのだけれども、実際に自分の環境内に入れてみるとさらに良さを感じる。スクロールは(持っていないけれども)iPhoneみたいにぐりんぐりんだし、スワイプによるページめくりも快適。
Mighty Mouseが登場した時にもここで褒めちぎったことがあるけれども、とは言えあれはそれまでのマウスの延長上にあるものだった。これはもう形からしてマウスではない別のものって言う感じ。自分の感覚と制作物をつなぐ小さな(魔法の)架け橋のような。
Mighty Mouseにはスクロールボールにゴミが付きやすいという欠点があり、最近は仕方なくTargusのBluetoothレーザーマウスを使っていたんだ。ボールの部分がタッチセンサになっているものなのだけれども、どんなに調節しても微妙なスクロールが出来ず、これはこういうものと諦めていた。
しばらくMacBookをメインマシンとしていたため、マルチタッチトラックパッドの出来の良さにすっかり慣れてしまい、デスクトップマシンに向かう時にはそれが無いことを恨めしく思ったことも多い。無意識のうちにスペースバーの辺りを二本指で擦っていたことも何度もある。
これでノートと同等かそれ以上の使い勝手を手に入れられるのか、これからさらにしばらく実地で使ってみることにしよう。

twitter2(ツールあれこれ4-2)

旬のツールtwitterについての2回目。肝心の閲覧ソフトで迷っているというようなことを前回書いたのだけれども、その後良いモノが見つかった。tweetieがそう。