ニャロメやおそ松くんがいる世界は、私が昭和を取り戻す時に一番便利な景色だ。アトムは時代を超えて飛び回っているし、藤子不二雄が描いたものからは子供心に一番影響を受けたかもしれないけれどもそれは「作品」であり、在りそうで無いお伽噺としての素晴らしさだった。
ちょっと路地を入ればそこにニャロメがいてバカボンの家がある。同じ土の上で、まるで地続きの身近さ、そこにそういう世界があってくれる事の貴重さは変えがたかった。もちろん全てぶっ飛ばし超越してしまうようなギャクシーンもあるのだけれども、底に流れる親しみ易さは図抜けていたと思う。
タモリの弔辞がとても良い。
あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち『これでいいのだ』と。
名将、仰木彬監督の訃報にふれて
素敵な写真がここにあります。
良い記事はここです。
(写真も記事もすでにリンクが切れているようです。以下の引用はそのasahi.comから)
三原は「花は咲き時、咲かせ時」と言った。自身は師匠から教えられたこの言葉そのままに、野茂、イチロー、田口らを大リーグへと送り出した。
門限なんて作ったら僕が真っ先に破るだけだから。
ニュースを見落としていたのかもしれないのだけれども、なんとなく絵を見たくなってたまたま検索していたらこんな記事が目に入った。四国新聞によると画家のJean Michel Folonが亡くなられたとのこと。
20代の頃に見た展覧会の中でも印象に残っているもののひとつが鎌倉の神奈川県立近代美術館(だったかな?後で調べてみよう)でのフォロン展。色彩と、画面のこちらと向こうを静かに結ぶような空気感を忘れる事はない。ご冥福をお祈りします。
ジャンミッシェル・フォロン氏(ベルギー生まれの画家・彫刻家)AP通信などによると、20日、白血病のためモナコの病院で死去、71歳。
建築を学んでいたが画家を志してフランスに渡った。当初、フランスでは評価されなかったが、作品を米国の雑誌に送ったところ、ニューヨーカー誌などで紹介され注目を集めた。水彩画やイラストのほか、彫刻やグラフィックアート、地下鉄駅の巨大壁画など幅広い分野にまたがって独自の世界を展開。日本を含む各国で作品展が開かれた。(パリ共同)