Magic Mouseを手に入れてから良好な操作感とそのスタイリッシュな見た目にすっかりお気に入りになってしまったのだけれども、二つ気になる点も見えて来た。
ひとつは慣性スクロール機能。
環境設定でこの機能をオンにすると(持っていないけれども)iPhoneでの操作のようにぐりぃぃんとスクロールできる。これは普段使いのブラウザ等のソフトやファインダでは非常に快適だ。しかし仕事で使うIllusutratorやPhotoshopでは邪魔になることがある。うっかり擦るとすーっと作業エリアが動いていってしまう。
現在これを防止するために仕事ソフトではこの機能はオフにすることにしている。いちいちシステム環境設定を立ち上げマウス環境設定を開いて、というのは面倒なのでマウス環境設定が一気に開くよう、システム > ライブラリ > PreferencePanesのなかにあるMouse.prefPaneをDockに登録している。いくつかのランチャソフトも試してみたけれども結局これが僕には一番便利だった。
広く“勇者”の方々にお願いしたいのだけれども、慣性のオンオフのスイッチャーソフトかシンプルなスクリプトを誰か作ってくださらないかなあ。僕はそっち方面はとんと駄目なので人を頼るしかない。
もう一つは電池の減りについて。
思っていたよりも早いというのが正直な感想。毎日四六時中手にしていればこんなものなのかもしれないが、アルカリで約1か月という感じだ。現在は試しにマンガン電池を使ってみているが、これが案外持ちがいい。ただしアルカリに比べてbluetoothの接続が不意に途切れる回数が多いような気もする。某Mac人の友人はリチウムイオン電池の長持ちさと軽量によるメリットを強調していたけれども電池単価とのバランスも考えたいし、エネループという選択肢もある等楽しみ、いや、試行錯誤は続く。
いずれにしてもすっかり気に入ってしまったニューマウスで作業効率も倍増と行きたいものである。
最新のMacminiを先月発表されてすぐに手に入れて使っている。すこぶる調子がいい。紙やWeb上でのデザイナーだったらこれで行けちゃうんじゃないかな。出先の会社で一世代前のMacProを使って長時間作業をすることがあるけれども、遜色ない感じ(ただし映像・音楽方面では多分それなりの差は出るのではと思う)。
MacOS 10.5 (Leopard)ではQuarkXPress6.51は使い物にならなかった。Quarkを立ち上げるとその他のソフトが異常に重くなり、再びQuarkに戻ると不安定になってそのうちクラッシュというような流れだったのではないかと思う。ロゼッタがうまく機能していないのかとも思ったが、その辺の詳細は不明。そのうちバージョン8が出てこの出来がまた良さそうだったのだけれども、個人的な状況としてはQuarkを使った仕事はかなり減っていてアップグレードに手を出し難くなってしまっていた。
それでも忘れた頃にその手の仕事も舞い込むから、その時にはPowerPC搭載の初期型Macminiで作業をしていたわけ。QuarkXPressはとても良く出来たソフトなのでそれでも特に問題なく作業は出来ていた。
さて、新型Macmini。これには当然OS10.6 (SnowLeopard)が入っている。思いついてキーワード「SnowLeopard」「QuarkXpress6.5」で検索をかけてみた所、動いているというような記載が少数見つかった!すぐに試してみるのは怖かったから、そーっとTwitterのタイムラインに流してみたのだけれども反応無し。今どきQuarkメインで使っている人はいないのかなあなどと思いつつ、それなら人柱になるしかないと、そう考えた次第。
入れてみましたよ。昨日から動かして見ている。これが!動くんです、無事に。まだ本格的に作業していないから何とも言えないし、もちろん個々で環境は違うから何の補償もできない。試してみる人はご自分の責任でやってください。最悪の事態も考えたらバックアップはお忘れなく。
兎に角動いている。これで使えてしまうなら複数のマシンを立ち上げる必要が無くなるし、他のソフトとのファイルのやり取りも格段に楽になる。アクティブ化コードを再設定しなくちゃいけないのが面倒と言えばそうだが最初だけだしね。思いがけないSnowLeopard効果がこんなところにありました。MacBookの方もアップグレードしちゃおうかな。
渋谷のApple Storeから予約してあったMagicMouse入荷のお知らせがあり、受け取ってきた。先週からうちの「メインマシン」になっているMac miniとペアリング。
先週さんざ店頭で新iMacに付いているヤツをさわりまくってこれはいいってんで予約したのだけれども、実際に自分の環境内に入れてみるとさらに良さを感じる。スクロールは(持っていないけれども)iPhoneみたいにぐりんぐりんだし、スワイプによるページめくりも快適。
Mighty Mouseが登場した時にもここで褒めちぎったことがあるけれども、とは言えあれはそれまでのマウスの延長上にあるものだった。これはもう形からしてマウスではない別のものって言う感じ。自分の感覚と制作物をつなぐ小さな(魔法の)架け橋のような。
Mighty Mouseにはスクロールボールにゴミが付きやすいという欠点があり、最近は仕方なくTargusのBluetoothレーザーマウスを使っていたんだ。ボールの部分がタッチセンサになっているものなのだけれども、どんなに調節しても微妙なスクロールが出来ず、これはこういうものと諦めていた。
しばらくMacBookをメインマシンとしていたため、マルチタッチトラックパッドの出来の良さにすっかり慣れてしまい、デスクトップマシンに向かう時にはそれが無いことを恨めしく思ったことも多い。無意識のうちにスペースバーの辺りを二本指で擦っていたことも何度もある。
これでノートと同等かそれ以上の使い勝手を手に入れられるのか、これからさらにしばらく実地で使ってみることにしよう。
• YouTube – Steve Jobs showcases Macintosh 24-JAN-1984
ちらほらとMacintoshが25周年という話題が聞こえて来て、そういえばMacintoshの伝説的なCM“1984”から計算すると25年なのかなと思っていた。
此処は仕事場でもあるのだけれども咄嗟に見ることができる時計とカレンダーがない。一昨年引越して来た時に部屋に合う気に入りそうな奴を探そうと思ったのだけれども果たせずそのまま。
部屋にいる時にはイコール常時Macが立ち上がっているから日付も時間も(大好きなボストンの時間や天気まで)知ることはできる。
問題は外出する時。Macを寝かしつけてから仕度を整えていて、あれ、ちょっと時間ヤバいかな?何時?って時に(そういう事がとても良くある)パッと見られない。腕時計が好きではなく、もう何年もしていないから、結局携帯を引っ張りだしてONにすることになる。めんどい。
また、打ち合わせで人が来ている時に話し込んでいればMacは自然に寝入ってしまうので「じゃあそれは来月の3日に」なんて時に、来月の3日って何曜日だっけ?あれ、カレンダーは?
そうこうするうちに今年は引越をしたい気分。次の部屋が決まるまでここはこのままでいいかな。万が一様々な要因で引越をスルーすることになった場合はその時に考えよう。
rssで配信されてきたニュースを見てすぐにQuarkのページに飛んでみる。
QuarkXPressは使い込む程良さが分かる素晴らしいソフトだという事は間違いない。ただここのところMacの劇的な変化に(日本語版は)追いついて来れずにいたんだ。独特な組版文化のある日本語版を作るのは大変だと思う。メニュー等をローカライズすればいいようなソフトとはわけが違う。それは組版ソフトの宿命には違いない。Adobeのように人も金も十分に使える(と想像する)ところと比べても致し方ないのかもしれない。でもQuarkの良さを知っているからこそ寂しかった。
そういうわけでバージョン7を首を長くして待っていたところにこのニュース。7/31に発売なるのは、なんとバージョン8だって。本家英語版に追いついちゃったよ。嬉しいのだけれども…、今までは何だったのさっていう気持ちもある。さらに徐々に仕事の方向が変わって来ている今、QuarkXPressは必要なのだろうかっていう根本的な自問もある(でも導入しちゃうんだろうな)。
内容はといえば、Quarkの基本的な良さはふまえたまま、最近幅を利かせていたAdobe Indesignのいいとこ取りっていう印象。実際に触るまでは分からないけれども期待できる。
クォークジャパンと米Quarkのページを見比べてみると、もしかしたら日本チームの頑張りが今回かなりあったのかもと思えて来た。デザイングリッドは日本語版だけでなく本家版にも採用されたようだ。オープンタイプへの対応はもちろん。開発案件が揃って来た事で日米同時期発売が可能になったんじゃないかな。