松坂が悪いながらも力投してゲームを作ってくれた。春一番からラミレスがあんなにやってくれるなんて驚き。やっぱり特別なゲームには強いな。スナイダーは誤算だったけれどもそれ以外は、まあ楽しめる試合だったのではないか。勝ったから言えることかもしれないけれども。
阪神、読売とのオープン戦をテレビで見ていて奇妙な感覚があった。衛星中継やMLB.TVで見慣れていたボストンの面々がちょっと違う印象に映っていたのである。なんだか妙にリアルというか、距離感の違い?日本テレビのカメラワークのカット割りやズームレベルの違いなのかなあと思っていた。しかし夕べ見たボストン対オークランドでは”いつもの”MLB観戦の感覚に戻っていたので対戦相手の体格とかそういうことなのかもしれない。
夕べはお祭り気分で呑みながら見ていたのだけれども、試合が後半にもつれて長くなったこともあってちょっとボトルの空きが拡張し過ぎで反省。その分興奮したけれどもね。今日は楽しみなレスターの登板。ビッグパピにも一本出るといいな。今夜はもう少し落ち着いて観戦することにしよう。
ボストンが来年の開幕戦を日本で行う事が決まった。ただし2連戦。調整が順調に行けば1戦目がベケットで2戦目は松坂だろうな。シリングが投げるのなら借金してでも行くのだけれども、うーん。でもベケットも小さなペドロもサルスベリーも、もちろんラミレスやオルティスや…きりがない…全員生で見られるのなら行くしか無いか。あぁ、書いているうちにやっぱりワクワクして来た。スタジアムはやはり東京ドーム?
夕べテレビでサッカーの試合を見た。AFCっていうのかな。見事浦和が優勝!浦和ファンの友達、おめでとう。スタジアムの熱狂から何からすごかったね。一度国立に誘ってもらったことがあるのだけれどもその時の印象は試合よりもスタンドの赤い波の壮観さだった。夕べの埼玉スタジアムはあれ以上だったのだろうなぁ。もちろん試合も面白かった。
ところで、サッカーのクラブチームって負けが込んで来たりすると試合後居残って幹部を糾弾したりするじゃない。よくニュースで見る、あれってちょっと理解できないっていう話をこの前その友達としたんだ。野球のファンってどんなに弱くて万年下位のチームのファンでもそれなりに楽しく球場に足を運ぶものだけれどなって(Take Me Out to the Ball Game)。そりゃあ野次を飛ばしたりはするけれどもさ。それでも相手チームの選手がファインプレーをしたりすれば敵味方関係なく拍手をする。逆にそういうところはサッカーのヒトって理解できないんだって。面白いね。気質の違いって言うのかな。ただ、野球ファンもサッカーの応援スタイルとかを取り入れたりしているうちにそういう妙なところまで見習っちゃったりしなければいいなと思っている。あ、野球の場合ほぼ毎日試合があるからってのもあるかな。いちいち吊るし上げていたらファンも身が持たねえって(笑)。
ワールドシリーズが終わって、それはそれは最高の形で終わったのだけれどもなかなか整理がつかない寂しさあり。第二戦で気持ちのこもった球を投げ、見事に仕事を成し遂げて降板したときにシリングは帽子を取ってその手をあげた。少し微笑んでいるように見えた。決意していることがわかった。これで最後になっちゃうのかい。
セントルイスっていう噂もあるけれども、なんとか何とか残ってくれないか。もちろんどこへ行こうとマウンドに立つ姿が見られるだけで嬉しいのだけれども。(11/6)
追記!!
やたーー!!サンスポによると、シリングの残留が決定!テオ、ナイスだ!春先から気になっていてさー、ここ数日はくよくよしていたんだ。今年の個人的ビッグニュースのひとつになったよ。これでもし来年本当に日本開幕なんてことになったらなんとしても行かなくちゃ。まあ、こちらからボストンに行ければ行ってもいいんだけれども。それは来年中には、どうかなぁ。
コロラドは勢いがあり、どんな形でも初戦を取られると痛い。逆に若いチームでありその流れを断つことができればかなり有利に運ぶだろう。そういう意味で初戦は非常に大事だと思っていた。13対1の大勝は予想以上。これで弾みがついたけれども、短期決戦は何があるか分からない。コロラドへ移動してからの3、4戦目は今年の成績から考えるとスターターが絶対的ではないので明日もシリングで取っておく事が大事。ただ3戦目の松坂は確かに不思議な力を持っているような気もするので、そこまで3つとも取れればもしかしたら一気に、という予想も立たなくはない。いや、しかし油断は禁物。
MLB.TVはFOXの映像を使っていた。開始前のオープニングビデオに松井稼頭央が登場。ちょっとかっこよかったよ。試合前のボストンポップスの国歌演奏はまるで映画のテーマ曲のよう。これも鳥肌ものだった。
ベケットが初回をしっかり押さえた後の裏の攻撃でいきなり先頭打者ホームランの小さなペドロ。「優勝するチームにはこういう奴が出てくるものなんだよなあ」と後になって言えたらいいね。終止ボストンによるボストンのための試合という1日だった。それから放送で興味深かったのは観客に持たせたボードに映像を合成するという方法を試みたシボレーのCMと主審に付けさせたマイクロフォン。ボークを告げる声とか、主審と話すコーチの声とかまで入っていて面白かった。
さて、明日もお楽しみは続く。
夕べ期待と応援を書こうと思っていたのだけれどもやめておいた。朝30分くらい寝てから身支度を整えて(頭に”B”胸にBOSTON)MLB.TVを待った。息が詰まる試合展開だったけれども松坂が重圧のなかで必要十分な仕事をし、岡島、パピプペボン(パペルボン)と繋いで終わってみれば大勝で勝ち抜き。もう少し早く追加点を取ってくれていたらと思わなかったではないがポストシーズンのゲームらしい緊張感のある好ゲームだったのではないかな。ふぅー。
今年もいろいろあったなあ、チームも自分自身も(その感想はまだちょっと早いか)。若い二人、小さなペドロ(ScrappyことDustin Pedroia)とサルスベリー(Jacoby Ellsbury)が良かった。大きくて個性的な選手が多い中で小柄ながらピリリと辛いこの二人が前輪駆動でチームを引っぱった。(ウゴウゴ)ルーゴの我関せずっぷりにも(よくポカもやったけれども)楽しませてもらったし、ドリューも最後には筋の通った職人技を存分に見せてくれた。今日のALCS最終戦での8回裏のダメ押しタイムリーヒットなんて芸術的だったし、「ここでもう一本」を打ってくれる業師が復活してきた事は大きい。
いや、まだこれから今年の締めくくり、オクトーバークラシックが残っている。相手は松井稼頭央が絶好調のコロラド(今日はグラウンドが雪景色だったようだけれども大丈夫?)。そちらにも勝たせてあげたい気持ちもないではなかったが、うちが勝ち上がったとなれば話は別。こてんぱんに4タテしちゃえ。
松坂がふらつきながらも勝利して、これでようやく3本柱そろい踏み。前のローテーションの時にはみんなどうしちゃったのだろうって思ったのだけれども。
ふらつきながらと書いたけれども、松坂は今までとはちょっと違っていた。ゲームの中に居たし負けない雰囲気をしっかり持っていた。前のめりに気負っていた様子が消えて落ち着いて見えた。失点した4イニングめも不運な打球も含めてまあ本人は納得しているんじゃないかな。移籍金の事や、西武の(日本の)エースだったという気負いがあるのは仕方がない。彼も人間だということ。ときどきそういうことなのかなっていう表情を見せるね。それもだんだん減ってきてゲームに集中できるようになってきたけれども。今後にさらに期待。
シリング、ベケットは流石。特にシリングはすごい。しっかり立て直してくる。オフに噂にもなっていた来年の契約はどうなるのかな。一度生で大きな背中に38番を背負ったマウンドの勇姿を見てみたいのだが。
二人は登板日でない試合の日にはいつもベンチで並んで座っているね。大輔君とシリング先生って感じが微笑ましい。
野手では今年加入したルーゴとドリューがいい。もともとルーゴは好きな選手だったし、ドリューはボストンに来て初めてじっくり見たけれども結構ファンになっている。シアトルで長く一塁手をやりボストンやニューヨークでもプレーしたオルルドのような「黙って仕事をする」タイプの選手は好きなのだけれども、ドリューもそういう選手のように見える。個性派集団のボストンの中に入るとさらにそれが際立つ。23番と7番のレプリカユニフォームが現在のWishList。38番は持っているけれどもホーム用の白い奴も欲しいなあ。うーん、困った(笑)。
MLB.TVが見られるようになってからは生で見逃した試合や負け試合もしっかり見ている。日本のプロ野球だと終わった試合や結果が分かっている試合の録画放送なんてあまり見る気にならないのにな、どうしてだろう。前にも書いたけれどもやっぱり放送手法に問題があると思う。先日テレビ朝日のナイター中継をちらっと見た。肝心の中継は相変わらずの低レベル。今グラウンドで起こっているキラキラわくわくする事(ダイヤモンドとはよく言ったものだ)とあの独特な雰囲気と流れる時間を妙な虚飾無しにどう伝えるかが放送の基本なんじゃないかなあ。どうにかして視聴率を上げてまた金儲けの手段にできないかと、そんなことばかり放送局は考えているんじゃないの?CMの前後に「野球は死なず」だっけかな、そんなメッセージを入れていた。全く逆効果だと思う。そんなことをする前にすることあるだろうし、少なくとも今ほんとうに死にそうなのは野球ではないのだ。どこの放送局も同じだとは言わないけれどもさ。ある日の甲子園からだから毎日放送かな、その中継もちらっと見たけれど割合楽しめた。そういう中継が少しずつ増えているような(希望的観測ながら)そんな気はするのが救い。