ice cream castles in the sky

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機種変更。TTの面影を求めて

tt_liberioWillcomがY!mobileになり、しばらく前からiPhoneを使っていることもありPHS回線は次の機種変のタイミングで終了しようかと考えていた。何台も持つような余裕は無い。
この秋がそれ。いろんなパターンを考えた。
ただあちこち節約してミニマムな契約にしてあるため、どんなパターンにしても大差がないことには笑った。PHSを解約すれば無料通話ができていた分がiPhoneの有料通話になる。割安通話サービス等を使ったとしてもPHSを維持した場合と1000円弱くらいしか違わないだろう。また、iPhoneを解約してY!から案内が来ているスマホに乗り換えたらどうかと考えた。その場合は多分3000円ほどは安くなる。しかしiPhone自体が仕事等にもしっかり咬んでしまっているため解約するデメリットとその代金のマイナス分は釣り合わない。
PHSは複数回線持っていてそのうちの一台は実家の父に持たせている。そういうことも話をややこしくしている。
でもまあ、最初に書いたようにどう変えようとも負担の増減は大したことが無く、考えている時間の方が無駄だという結論に達した。現状維持で行こうと決め、ただ複数回線のうち幾つかは整理でき、それで幾らかは安くなるので手続きのためにサービスカウンタに向かった。
予想していたことではあるが、店頭で現行機種を見れば欲しくなる。条件としては現在と負担分があまり変わらないことと、変更する価値がある機種であること。
Willcomで一番長く使った機種はTT(WS001IN 写真手前)で、この機種は愛していたと言ってもいい。新もの願望に負けてある時機種変更してしまったことを未だに後悔している。今回もどうせならこれに機種変できないかと相談したのだが古すぎるということで却下された。工業デザイナー山中俊治さんによる大変美しい機種だった。見た目だけでなく手に持った感じの納まり感の素晴らしさや、着信音もこの機種のために作られたものだったのだと思うけれど、電話がかかってくることが心待ちになるくらい素敵なメロディだった。
今回新調したのはLIBERIO2(WX11K 写真奥)。TTに雰囲気が似ている。色だけでなく質感も悪くない。この機種が発表された頃からもし次に機種変するならこれと決めていた。今まで使っていたものはLIBERIO初号機なので操作方法はほぼ同じ。ただ旧LIBERIOの方は使い込むほどに物としての質感のもの足りなさが募っていた。何だか縁日のブリキのおもちゃみたいに見えてきて。だからといって味わいに繋がるというものでもない。
今度の2の機能上の特徴の一つにBluetooth発着信がある。iPhoneとBluetoothの子機として繋がり、iPhoneの番号にかかってきた電話に2の方で出たり、2からiPhoneの番号で(iPhone経由で)電話をかけることができる。
元々iPhoneから発信することはあまりなかったのでそちらはともかく、着信の方はとても期待できる機能だ。
実際何本かかかってきたけれども良好な使い勝手だった。ただPHS回線との音質の差が際立ってしまうのは仕方が無いところだろう。
これができるのなら、iPadに外付け子機による通話機能も付けてくれると素晴らしいんだけれどなんて妄想した。あ、でもSkypeなんかを使えばいいのか。でもSkype送受信もLIBERIO側でできるのかな。ちょっと調べてみるとしよう。

道具

Willcomの新製品。ちょうどそろそろ交換と思っていたので購入を決めて予約した。工業デザインの第一人者、山中俊治氏がデザインしている。W-SIM(ウィルコムシム)という小さなモジュールを抜き差しする事で利用形態が大きく広がるという触れ込みでプロトタイプが発表されたのが春先だったかな。ほとんどその時のデザインのまま製品化されたことが嬉しく、モノの持つ力に引かれた。予約したのはシンプルな電話機と通信用のUSBアダプタのセット。僕の使い方にちょうどいい。割引に適用されるポイントもたくさんたまっていたしね。余計な機能はいらない(カメラやゲームなんて携帯に付いている必要なんてあるの?)のだけれども、W-SIMを使った展開の例としては所謂スマートフォンというものも発表されている。これはこれで面白そうではある。

天晴れ

WILLCOM(元DDIポケット)が音声通話の定額プランを発表した。月額2,900円でWILLCOMのPHS間の通話が無料(5月1日から)。他社の携帯電話や固定電話への通話も割合お得みたい。DDIポケットの昔からPHS一筋のわたくしとしてはたいへん嬉しく鼻の高い発表がなされた日だったわけです。しかしほとんどのニュース番組等では、客観的にみてもかなり重要と思われるこのニュースをちらりとも報道していなかったと思う。当然のようにスポンサーは神の論理が働いている訳だけれども、まあいいや。これで同じようにPHSでずっとがんばってきた友達とも「勝ち組」的気分で長電話できるし、(まずは法人需要からだと思うけれども)ユーザがぐぐっと増えるのは間違いないんじゃないかな。2台目として買ってみたらこれだけで充分になっちゃったっていうような携帯ユーザを想像すると、あれ?最近同じような製品があったような…。あ。Macmini。