アイス・アルマゲドン

本日の一本@日本未公開映画。

『アイス・アルマゲドン』
2014年の、お米の国の作品。
原題は、『ICETASTROPHE』。
ジャンルは、SFパニック。具体的には、「隕石の所為で、人類と地球環境が局地的に大変」ジャンル。
レーベルは、安定の(笑)プライムウェーブ。
粗筋は、我等がアルバトロスの公式から転載。

20XX年12月25日。大気圏に突入した謎の隕石は、北米上空で2つに分裂。1つはディケンス山に墜落。もう1つは山麓の街、レノックスを直撃した。隕石から放射される絶対零度の寒気により、街は瞬時に凍結、市民が次々と犠牲になってゆく。技師のチャーリーと天体物理学者のアレックスは、分裂した隕石が《冷気》と《熱気》を操る物質に分かれたと推理。地球を救うには、その2つを合体させるしかない。2人は極寒の地獄に挑み、ディケンス山を目指すが…。

粗筋からして、「多くを突っ込んだら負けだ」感が溢れてる映画。
……本当に、良くもまあ、この手合いに付き合うな、私も。
──諸々の突っ込み所を抜かせば、話自体は判り易いのではないかと。単純とも言うけど。
尤も、裏を返せば在り来たりとも言える訳で、目を引く物はないかも知れない。
少なくともお笑い馬鹿映画ではないし。
但、それなりにアクティブな感じ(と私は思う)だし、想像よりも画面的に派手だったから、観られる方かも。
この手合いが好物なら、って処かな。

エンカウンターズ -侵略-

本日の一本@日本未公開映画。なんじゃないかな。

『エンカウンターズ -侵略-』
2014年の、デンマークとスウェーデンの合作。
原題は、『Encounters』。
ジャンルは、SFスリラー。……だと思う。
レーベルは我等がアルバトロス。
粗筋も、アルバトロスの公式から転載。

2011年11月18日11時16分。映画監督のアナースとカメラマンのフィヨルドは、俳優のアレクス、女優のヤネを連れてスウェーデン北部へと車を走らせていた。彼らの目的は、ホラー映画「エンカウンターズ」の撮影。だが、撮影場所へと向かう途中の森の中で、道に迷ってしまう。一行は仕方なく森の中でテントを張り、ひと晩を過ごすことになる。辺りも暗くなってきたその時、突然森の奥に赤い光が出現する。その行方を追う一行だったが、一瞬の鋭い発光と共に光は消え去り、同時にアレクスの姿が消えていた。彼らはアレクスを探すため、森の奥深くに足を踏み入れるが…。

これも、POV(主観映像)な映画。
エンカウンターズという映画を撮りに向かったクルー達が撮った映像、という建前。
又かー、又、POVかー、とブツブツ言いつつ観始めたけど、見易い方ではあるかな。
一応、プロが撮りました、ってな設定だしね。
但ねぇ。面白いか面白くないか、と問われるとねぇ……。
POVだから仕方ないっちゃ仕方ないんだろうけども、「大体は判るけど、結局の処、何がどうしてどうなった?」って所で話が終わっちゃってる映画、とは言えるんじゃないかなあ。
要するに、ビミョーな感じ?

インド・オブ・ザ・デッド

本日の一本@日本でも公開された映画。単館系だったみたいだけど。

『インド・オブ・ザ・デッド』
2013年の、インドの作品。
原題は、『GO GOA GONE』。
ジャンルは、ゾンビコメディ、だそうな。インド初のゾンビもの。
尚、DVD発売になったばかりだし、東京の大森かな? では十二日まで上映してるみたいだけど、この映画に挑もうという方は、そう多くはなかろうと思うので、DVD売ってるオデッサ・エンターテイメントさんの公式から粗筋転載。

失職したハルディク、失恋したラヴ、そして彼らに巻き込まれた憐れなバニーは、ムンバイから「ヒッピーの聖地」として知られるビーチリゾート、ゴアを訪れる。3人は離島を会場としたロシア人マフィア主催のレイヴパーティーに忍び込むが、そこでお披露目された新型ドラッグは、食べた者がゾンビ化する、とんでもない代物だった!3人はお金がなくてドラッグを買えず、ゾンビ化をまぬがれるが、周囲はゾンビだらけ。しかもゾンビに噛まれたらゾンビになる!パーティーに誘ってくれた、ラヴの新たな意中の女性ルナの安否も気遣われる。3人は、ホラー映画で得た知識とTVゲームで鍛えた射撃能力を駆使してゾンビたちに立ち向かおうとするが…?

要は、リゾート地や別荘地に遊びに行って、異性とのウフンでアハンとか、「ヒャッホー! ドラックー!」とかに耽ってたら、ホラーな出来事に巻き込まれて……、ってな粗筋の映画なんだけど。
で以て、こう書くと、舞台をインドに移しただけの、米国産のB級ホラー映画やゾンビ映画の同類項になっちゃうんだけど。
一味も二味も違う、物凄い馬鹿映画だった(笑)。良い意味での馬鹿映画。
インドってか、ボリウッドすげー……、と思ってしまったくらい(笑)。
これっぽっちも怖くないけども、兎に角、阿呆で良い。
私はお勧めだな(笑)。

ザ・サスペリア 生贄村の惨劇

本日の一本@日本未公開映画。だと思う。

『ザ・サスペリア 生贄村の惨劇』
2013年の、お米の国の作品。
原題は、『Jug Face』。
ジャンルは、ホラー。個人的には、ホラーと言いたくないけど、ホラー。
粗筋は、DVD売ってるマイシアターD.D.株式会社さんの公式から転載。

ある村では地面に空いている穴を穴神様として信仰しており、ご利益を受けるためには生贄を捧げ続けるという規律があった。村の陶芸家が壺を焼くと次の生贄になるべき人物の顔が浮かび上がる。ある秘密を抱えた若い娘・エイダはある日、焼きあがった壺が自分の顔であることを発見し、思わず隠してしまう。順番に生贄を捧げられなくなった村では次々と祟りが起こり始める。エイダの秘密とは、そして村人の運命とは?!

何よりも、声を大にして言いたい。
誰だ、この映画の邦題付けた奴。出て来い。
サスペリアって言われたら、1977年に撮られたイタリア映画のサスペリア思い浮かべるじゃん。あのサスペリアが出てくるじゃん。
あの系統なのかな、とか、サスペリアのパクリ系? とか思うじゃないか!
だと言うのに……(ブツブツ)。

尚、この映画、怖くもなけりゃ面白くもない。
何が何やら……、を通り越し、「はぁ?」なレベル。
生け贄を捧げないと祟る穴神様の、次の生け贄に選ばれちゃった主人公が、「私は生け贄なんかになりたくないー!」と逃げ出す、って以外、何もないのよ。
だから何? な感じなのよ。
鑑賞途中で、「駄目映画……」と思わず呟いたよ……。
よって、私はお勧めしない。

D坂の殺人事件

本日の一本@邦画。

『D坂の殺人事件』
2015年、キングレコード。
江戸川乱歩没後五〇周年記念作品。
R-15。
ジャンルは、官能サスペンス、だそうな。
先日、DVDが発売になったばかりで、公式サイトも元気っぽいので、諸々は公式に丸投げ。

江戸川乱歩かぁ……、と思って借りてみた。
観てみた結果、それなりではあったかな、とも思う。
が。
官能サスペンスと言うよりは、変態が変態なことをしたら変態な殺人事件が起きた、と言った方が遥かに正しいと私は思う。
……まあ、映画が変態、ではなくて、江戸川乱歩が変態、と言うべきなんだろうけどもね。
でも、D坂の殺人事件って、この映画みたいな話だったっけ?
だーーー……いぶ以前に読んだっきりだから、ちとうろ覚えだけど、D坂の明智さんは、確か書生だったよなあ。
別に、厳密に原作に沿え、と言うつもりはないが、そこいら辺、一寸違和感だったな。D坂の明智さんは書生だった筈だから~、と思いつつ見始めちゃった所為かもだけど。
……それにしても、思い返せば思い返す程、江戸川乱歩作品って、変態だよなぁ(しみじみ)。
──あ、尚、この映画、若人の前では観ない方か良いと思います(笑)。