ice cream castles in the sky

吉田拓郎 LIVE'99〔千葉県文化会館〕

2年連続で拓郎のコンサートに行けたのはインターネットとそれによってできた友達のおかげ。
その前は何年もチケットをとることすら出来なかった。拓郎のライブになにがあるのか?それは、今は「ともだち」なんだろうと思っている。拓郎のうたのなかに、もしくは拓郎自身のなかにともだちを見つけようとしていた。
拓郎のコンサートにはいつもひとりで出かけていた。ひとりであちこち動く事が多いので拓郎に限らず、ライブ・展覧会のたぐいは9割がたひとりなのだけれど。
そこに行くと拓郎にやられちまった連中がいて、拓郎がいて、歌がある。お互い知りあいでも何でもないのだけれど、「まあ、いいじゃないか。余計な事考えるのは、止め止め」って雰囲気があってさ。そういう感覚が他のアーティストに比べてとても強い。
例えば拓郎を聞き始めるきっかけを与えてくれたBob Dylanのライブが日本であれば、Dylanのライブアクトを純粋に聞きに行く。なにがあっても飛んでいく。そこにどんな連中が集まろうがほとんど関係なし。舞台のうえとジブンだけ。
でも別に寂しいから拓郎のライブに行くわけではなくて、そういうプラスαも含めて拓郎の「アクト」なんだろうと思っている。それが見たいと。
さて、今年のライブですが、良かったです。やはりともだちをうたったあの歌では、涙がこぼれました。今年は初めて友達(チケットをとってくれた)といっしょに行ったのですが、その曲が最後の曲だと分かった時には、どう隠そうかと焦りました。

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