始めてこの技術を知ったとき、思い浮かべたのはジャックと豆の木の話だった。
空に向かって伸びている線が遥か彼方で消えて見えなくなる、そんな景色は現実には人類の誰も見たことのないもの。加えて何かそこから先の未来を強烈に感じるモノでもある。
強力なエネルギーを噴射すれば、そりゃあロケットは飛ぶだろう。ただ、それはすでに現代人にとって特別な風景ではなくなってしまった(実際にロケットの発射を見たことはなくても)。それは飛行機の延長上にあるような気がしてしまうからかもしれない。その割にロケットによる宇宙の旅の安全性のリスクは高いしコストの削減はある程度以上は難しそうだ。
宇宙エレベーターと重力が掛からない地点のステーションを繋ぎ、僅かな推進力で済むそこから様々な宇宙開発を考える。それってとても効率的に見えるし、未来の絵として座りがいい。地球のそれぞれの地域から何本もの「線」が空へ伸びていて、そこから何隻もの宇宙船が静かに離着陸している、そんな絵。 [cross]
なんだSFの話か、と言うなかれ。すでにアメリカのNASAは、この壮大なプロジェクトの基礎研究を始めており、ケーブルの素材を除いて、ほとんどの技術はそろっている。
宇宙エレベーターは高度3万6000キロの静止軌道に浮かぶ(上下に細長い)衛星の一種だ。高度3万6000キロから上下にケーブルを繰り出して、下端は地上まで、上端は高度10万キロまで達する。ケーブルにかかる、地球の重力と(自転による)遠心力は、釣り合って相殺される。
バイオ燃料の功罪についてはあちこちで言われている。温暖化論議の裏にある嘘や、似非エコブームといってしまっていいような動きも見え隠れする。ただそれらも含めて、何も考えないよりはましかなとも思う。
同じ星の上に共存しているものを気にかけ、大切にするのは普通の人にとっては当たり前のことだった。今は普通でない人が多すぎるのだろう。何でもかんでも使い捨てをすることを疑わず捨てたものは誰かが掃除してくれると思っている人たちや、大資本による伐採やそれこそバイオ燃料のための自然破壊のようなことにも問答無用で仕事として従事しなければ暮らしていけない人たち。
自分自身麻痺してしまっている部分はたくさんあると思う。
エコだとか温暖化だとか言っている場合ではなく、今食べるものが全く無い人たちが大勢いることを知っている。でも我々は自分たちが出来ることを少しずつやっていくしかない。失った心の機能の復元、リハビリ。少しずつ何かが変わることを信じて。[cross]
海草類が豊富なアイルランドは「次世代バイオ燃料の生産において、重要な役割を担う用意がある」と、アイルランド国立大学ゴールウェー校(National University of Ireland in Galway)アイルランド海草センター(Irish Seaweed Centre)のStefan Kraan所長は述べた。
「バイオマス資源は、食糧価格高騰や水利用の拡大、生態系の多様性や熱帯雨林などの破壊が起こる原因と言われているが、藻類には陸生バイオマス資源と違い、悪いイメージはない」という。
(c)AFP – AFPBB News
下で使いはじめたツールはClipmarksというもので、これもまた割合古くからあるツールだったらしい。
その割にあまり見かけなかったのはウエブの中で彷徨う方面が偏っているからなのか、実際にそれほど普及していなかったのか、はたまた単純に普通の引用と勘違いして見落としていたのか。
いずれにしてもこれはかなり使えるツールだと思った。こことは別にvoxというブログも使っているのだけれども、そちらで出会ったサイトで使われていた。
ブログサービスによってははじめから某ニュースサイトと連携して写真や記事をワンタッチでクリップ引用できるようにしているところもあるけれども、Clipmarksは同様な手軽さをMT等のブログシステムでもスマートに実現させてくれる。加えてSNS的側面という重要なキーワードも備えている。
SNSって、結局試さなかったな。mixiなんて毛嫌いすらしていた。食わず嫌いだったのかもしれないけれども、友達が使っている画面を見せてもらった時にダメだこりゃって思っちゃった。ただ、一時期の自分がそうだったように、太平洋の真ん中に人知れず石ころを投げ入れ続けるようなのもちょっとアレなのかな、と。
外へ広く目は向けつつ、分かり合えそうなところから気が合いそうな奴からコミュニケーションを始めて行くということなのだろう。気がつけばそれは現実でのやって行き方と同じなのだった。その上でインターネットならではの何かが出来そうな予感をみんなが感じている。そんな状況かな。そんなわけで、voxなんだけれども、これはまた改めて。
さようなら、.Mac(ドットマック)。こんにちは、Mobile Me と iPhone 3G。
WWDC08にて発表。大方の予想通りとはいえ、実際にジョブズの口から聞くと震える。ただ発表されても年内発売くらいかなと思っていたところ7/11発売とは「予想ガイ」だった。価格設定についても(日本での価格はまだ正式には発表されていないけれども)その、ガイ。びっくり。
.MacのMobile Meへの進化ははじめから使い続けていたものにとっては、立派な成長が嬉しい。ただ、もう少しプライスダウンがあっても良かったんじゃないかなぁ。確実にユーザ増は見込めるわけだし。
その他、OS X10.6がSnowLeopardというコード名で開発されていることが発表され、開発者達には現地午後に公開されるとのこと。とても気になるけれども、基本的には情報は漏れて来ないはず、ではある。
新しいMacの発表は無かった。まあ、一度に全部期待しても仕方が無いか。目玉が多すぎると焦点がぼけるし。
あ、ちょうど今早速 .Macメンバーへのお知らせメールが来た。
今までのメールアドレスはそのまま使えるのは当然として、新しいme.comのアドレスも使えるとのこと。つまり、今までがhogehoge@mac.comだったら、hogehoge@me.comも使えるらしい。へぇー。
rssで配信されてきたニュースを見てすぐにQuarkのページに飛んでみる。
QuarkXPressは使い込む程良さが分かる素晴らしいソフトだという事は間違いない。ただここのところMacの劇的な変化に(日本語版は)追いついて来れずにいたんだ。独特な組版文化のある日本語版を作るのは大変だと思う。メニュー等をローカライズすればいいようなソフトとはわけが違う。それは組版ソフトの宿命には違いない。Adobeのように人も金も十分に使える(と想像する)ところと比べても致し方ないのかもしれない。でもQuarkの良さを知っているからこそ寂しかった。
そういうわけでバージョン7を首を長くして待っていたところにこのニュース。7/31に発売なるのは、なんとバージョン8だって。本家英語版に追いついちゃったよ。嬉しいのだけれども…、今までは何だったのさっていう気持ちもある。さらに徐々に仕事の方向が変わって来ている今、QuarkXPressは必要なのだろうかっていう根本的な自問もある(でも導入しちゃうんだろうな)。
内容はといえば、Quarkの基本的な良さはふまえたまま、最近幅を利かせていたAdobe Indesignのいいとこ取りっていう印象。実際に触るまでは分からないけれども期待できる。
クォークジャパンと米Quarkのページを見比べてみると、もしかしたら日本チームの頑張りが今回かなりあったのかもと思えて来た。デザイングリッドは日本語版だけでなく本家版にも採用されたようだ。オープンタイプへの対応はもちろん。開発案件が揃って来た事で日米同時期発売が可能になったんじゃないかな。
サーバ側(xrea)が何か調整してくれたのかな、このブログの再構築がとても軽くなった。それならばとこちらに載せ変えるのをためらっていた2005年以前に書いたモノもインポート。
恐る恐る再構築してみると、不思議。やっぱり軽いじゃない。
ただただ長く続いている(繋げている)だけが取り柄のここ。こうしてみると勉強がてら自宅サーバに切り替えた時に不注意でなくしてしまった半年分が惜しい。あの頃は嬉々としてネットとじゃれ合っていたよな。オンラインでできた友達は疎遠になった人も多いけれどもお元気でしょうか。
などとしみじみしつつの夜、このニュースはちょっと押さえておかなくちゃ。少しずつでも動かす力のある人が物事を動かしていく。